メディアとの接点を保つ手法のひとつに、メディアセミナーの開催がある。記者が「もっと知りたい」、「情報収集のために参加したい」と思うようなテーマ設定も重要だ。どのような工夫が記者の心を動かすのだろうか。
「お口の健康を守ること、日々のオーラルケアが、将来の全身の健康につながります。事業において大切にしているこのメッセージを、どうやってお伝えすればより広まるのかと考え、メディア向けセミナーを開催することにしました」。こう話すのは、サンスターグループの広報グループ長一坂理絵氏。サンスターでは社是で「常に人々の健康の増進と生活文化の向上に奉仕する」を掲げ、「100年mouth100年health」のコピーで企業広告を展開するなど、口の健康が全身の健康維持に欠かせないことを啓発してきた。そうした中、2023年に一坂氏が立ち上げたのが、メディア向け勉強会の「Mouth&Bodyメディアセミナー」だ。
これまで3回実施しており、第1回は妊娠期の歯周病予防やオーラルケアの重要性、第2回は防災時のオーラルケア、第3回は40代から始めるオーラルフレイル(口の機能の衰え)予防、と多様な切り口を設け、メディア向けに情...