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講座概要

広告は、なぜ疎まれるのか。愛される広告の再発明へ。

広告は「求められていない」のではなく、「疎まれている」のではないか。

本講座では、コピーライターであり関西大学教授の山本高史氏が、広告への社会のまなざしを徹底的に掘り下げます。

広告が嫌われる8つの理由を軸に、送り手と受け手の齟齬、メディア環境の変化、そして広告の“善意”とは何かを考察。

「伝える」と「届く」の間にある断絶を見つめ直し、これからの広告に必要な視点を再構築します。

クリエイティブの原点を再確認したい全ての広告実務家に贈る、思考の講座です。

講師情報

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コトバ
山本 高史
Creative Director

プロフィール

1961年京都府生まれ。1985年大阪大学文学部卒。同年、電通入社。数多くのキャンペーン広告を手がける。2006年12月電通を退社。コトバ設立。オリンパス「ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ」、三井住友海上「未来は、希望と不安で、できている。」、内閣府「こっちは元気だ。東京はどうだ。」、JR東日本「Suica」、トヨタ自動車、サントリー、資生堂、キユーピー、S&B、よしもと、カメヤマなどこれまでに数多くの広告キャンペーンを手がけている。著書に「案本」(インプレスジャパン)、「伝える本。」(ダイヤモンド社)、「広告をナメたらアカンよ。」(宣伝会議)、医師・鎌田實氏との対談本「ここから。」(KKベストセラーズ)、近著に「伝わるしくみ」(マガジンハウス)がある。

主な受賞歴

TCC最高賞、クリエイター・オブ・ザ・イヤー特別賞、TCC賞、ADC賞、ACC賞、日経広告賞、新聞広告賞、消費者のためになった広告コンクールなど多数。

本講座で身につけるポイント

STEP01 守 : 優れたアイデアを生み出す 発想の型を習得する

現代広告の“ズレ”

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広告が“求められていない”のではなく、“疎まれている”という視点から再考。
山本氏が提起する8つの理由を通じて、広告が社会との関係の中で抱える構造的な問題を紐解きます。広告と人との距離、その原因を「送り手」「受け手」「メディア」の三層から明確に理解します。

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STEP2 破 : 事業を成長に導くトップクリエイターの 思考法を習得する

送り手と受け手の関係を見つめ直す

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広告に携わる側が見落としがちな、生活者のリアルな感情や時間感覚を探ります。
「お呼びじゃない」「関係ない」「わからない」という受け手の本音に寄り添いながら、広告を再び「対話のメディア」へと戻すための視点を提示します。

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STEP3 離 : 自身の専門分野を軸に越境し 領域を拡張する開拓技術を習得する

「広告の善意」を伝えるために

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広告の存在意義を再構築し、「善意」を伝えるクリエイティブとは何かを考察。
単なる表現技術ではなく、広告そのものが人の心を動かすための“倫理”と“姿勢”を学びます。受け手と誠実に向き合うことで、広告の未来を再設計する一歩を踏み出します。

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カリキュラム

時間

講義内容

約130分

「広告批判」創刊号
〜広告が疎まれる8の理由〜

「広告は求められていない」ではなく、
「広告は疎まれている/嫌われている」という仮説から考えてみる。


・広告が疎まれる/嫌われるメカニズム
・「広告」と「広告に従事していない普通の人」との齟齬
・送り手と受け手の関係性
・受け手と向き合い、広告を見つめ直そう

◯広告が疎まれる 8 の理由
1.広告は「お呼びじゃない」
・予め求められていないがゆえの手法と技術の進化
・出会いのタイミングは最悪に近い
2.広告は「ほぼ関係ない」
・メディアの価値と広告
・受け手が「相手にされていない」感じる瞬間
3.広告は「説明しない」
・受け手は「広告媒体」という意識を持っているか
・広告というモノの理解は十分か
4.広告は「わからない」
・広告のルールと受け手の想像力
・「わからない」ことがストレスになる
5.広告は「生モノである」
・広告の「賞味期限」
6.最終兵器「スキップ」
・視聴者は CM を飛ばしたいという思いがあった
7.インターネットが促した「分断」
・家族団らん、お茶の間、生活様式の変化
・ネットにより何が失われたか
8.広告には感動がない
・「こんにちは土曜日くん。」の分析
・広告は世の中のモノやコトの進化と共にあった
・今、この時代の広告は何をするべきなのか

◯終わりに
・「広告の善意」を伝えるために

こんな方におすすめ | 受講生の声

加藤 正義

富士通株式会社

デザインセンター経営デザイン部

加藤 正義

トップクリエイターから事例の背景にある考え方を学びアップデートする

関谷”アネーロ”拓巳氏

TBWA\HAKUHODO

Disruption Lab 荒井チーム アクティベーションディレクター

関谷”アネーロ”拓巳氏

デザインを意匠的にではなく、「どのように売るか」という事業にコミットする視点で捉えられた

大坪洋士氏

アシックスジャパン株式会社

カテゴリー統括部 コアパフォーマンススポーツフットウエア部 カテゴリーマーケティングチーム

大坪洋士氏

高いレベルのクリエイティブを制作して、かつ経営の視座を持って活躍されている

株式会社ビームスクリエイティブ

クリエイティブ部デザイン課

コンセプトの組み立て方やそのプロセスの重要性について、意識が一層高まった

お申し込み概要

クリエイティブライブラリー 山本高史編

開講日

⚪︎ Webでのお申込み後すぐに視聴を開始できます。(視聴期間14日間)

 ※ お申込み後メールにて受講方法をご案内します。
 ※ 視聴期間の終了は終了日の23:59までとなります。
 ※ 視聴期間中の一時中断・再開が可能です。 繰り返しの視聴もできます。

注意事項

【受講上の禁止事項】
本講義は、オンライン配信講義となります。ご受講はお申込み者限りとしており、複数名での受講の場合、人数分のお申込みが必要です。お申込者には、宣伝会議IDを通じて視聴環境をご提供しております。同一IDでの複数人での視聴・社内上映などは固くお断りしております。会議室等で複数人が視聴する上映会は、著作権法第22条の2に定められている権利者の「上映権」を侵害する無断上映=違法行為となります。違反行為が発覚した場合、法的対応を含む、しかるべき措置を取らせていただきます。複数名受講には、人数分のお申込みか、オンデマンド研修(人数上限100名プラン)をご利用ください。

【受講上のご案内】
・講義は宣伝会議オンライン上でご視聴いただきます。該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください。
・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。
・本講義には質疑応答はございません。
・受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。
・お申込み後のキャンセルは原則承っておりません。詳しくは、特定商取引法に基づく表示をご覧ください。

受講価格

【1名受講】
20,000円(税込 22,000円)
※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます

【オンデマンド研修(人数上限100名)】
550,000円(税込 605,000円)
※申込金20%を含みます

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