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講座概要

「共に考える」からはじまるデザインの未来

どんな人も参加でき、置き去りにしないデザインとは?

本講座は、インクルーシブデザインの基礎と実践を通じて、社会と関わるデザインの可能性を探ります。共に考え、共につくるための対話の姿勢、モチベーションの引き出し方、プロジェクトを継続させる工夫など、実際の現場から得た知見を豊富に紹介。

形式や見た目ではなく「どう関わるか」に重点を置くことで、デザインの本質的な力に触れていきます。

講師紹介

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一般社団法人シブヤフォント
ライラ カセム
Art Director / Designer

プロフィール

日本生まれ世界育ちのイギリス人。人の持ち味を見つけ活かすデザインが得意。グラフィックデザインの専門性を活かし支援を必要とする障害福祉の現場の人々と共に、立場やアビリティー問わず包括的な社会参加や自立につながるアートワークや商品の制作・開発プロジェクトに国内外で取り組んでいる。主なプロジェクトは2017年から関わっている「シブヤフォント」。本プロジェクト現在は一般社団法人化しアートディレクターを務める。大学でも研究職につき、福祉施設で定期的に重度障害の人のアート支援をし研究を続けている。2021年からACC TOKYO CREATIVE AWADS、 2022年はグッドデザイン賞の審査員にも選ばれる。2016年東京藝術大学大学院博士過程修了。

本講座で身につけるポイント

STEP01 守 : 優れたアイデアを生み出す 発想の型を習得する

"人のため・社会のためのデザインはどんなデザインか インクルーシブなデザインの文脈と基礎を学ぶ"

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「誰かのため」のデザインは本当にその人のためになっているか。
歴史的背景やユニバーサルデザインとの違いを紐解きながら、インクルーシブデザインの本質を学びます。共生社会における“共創”のあり方や、デザインパートナーとして求められる姿勢とは何か。
デザインが社会にどう影響を与え、どう良くできるのかを、現場での視点から丁寧に考えていきます。

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STEP02 破 : 事業を成長に導くトップクリエイターの 思考法を習得する

"「違い」= 面白い発想の出発点 創造能力を開花する8つの方法を学ぶ"

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デザインは、“違い”に目を向けることから始まります。上下関係をつくらず対話を重ねる現場でのアプローチや、自身のバイアスに気づきながら指標と現実の間を探る思考法を学びます。市場との比較や歴史の視点を通じて発想の幅を広げ、創造性を育む「8つの方法」も紹介。現場で持続可能な形に落とし込む工夫とともに、日常にひそむ創造のタネを見つける力を磨きます。

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STEP03 離 : 自身の専門分野を軸に越境し 領域を拡張する開拓技術を習得する

"どう人を巻き込みプロジェクトを発展させていくか プロジェクトのディレクションでのノウハウを学ぶ"

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インクルーシブなプロジェクトを持続可能に育てるには、現場の声をどう拾い、どう動かすかが鍵になります。ディレクターとしての役割、チームビルディング、ワークショップ設計、アセスメント手法まで、実践に即したノウハウを幅広く学びます。社会性と創造性のバランスをとる視点も重視。「人も自分も置いていかない」デザインの在り方を、具体的な事例からつかみます。

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カリキュラム

時間

講義内容

約120分

人も自分もおいていかないデザイン
現場から考えるインクルーシブなデザインの実践事例

PART1. 考え方(そもそもを考える)
人のため・社会のためのデザインはどんなデザイン?~インクルーシブなデザインの文脈と基礎
・歴史から見えること~今はどれほど根本がかわってるか?
・Universal DesignとInclusive Design
・デザインパートナーの条件とは
・共生社会で何がよくなるのか?
・時代の傾向との関連性
・どうプロジェクト(人)を動かすか?

PART2. 発着想
「違い」= 面白い発想の出発点~現場プロジェクトで大事なこと
・質問しすぎず聞くことを大事にする~上下関係をつくらない対話
・MOTIVATION は何か~現場で持続的に続けるための原動力をさぐる
・STATISTIC と REALITY をバランスよく見る~指標と現実を見比べる 自身のバイアスを問う
・市場との見比べ~市場と比較し可能性を探る + 歴史を辿る
・積極的に参加できる仕組みの設計~デザイナーがいなくても続けられるもの
・現場のもの→デザインという意識をつくる~現場にあるものの拡張性をしる
・創造能力を開花する8つの方法

PART3. 技術・事例
どう人を巻き込みプロジェクトを発展させていくか~プロジェクトのディレクションでのノウハウ~
・現場ディレクターの役割
・チーム内の人材の組み合わせ
・ワークショップ・グループワークのディレクション
・持続的なプロジェクトをつくるには?
・プロジェクトの流れ
・ディレクション: 現場の事前調査・準備
・現場持続的なアセスメント(=小さなビジョンの組み立て)
・デザインが及ぼす社会性を考える~インパクトと可能性のバランス~
・人も自分も置いていかないデザインとは?~インクルーシブなデザインに必要なこと~

こんな方におすすめ | 受講生の声

加藤 正義

富士通株式会社

デザインセンター経営デザイン部

加藤 正義

トップクリエイターから事例の背景にある考え方を学びアップデートする

関谷”アネーロ”拓巳氏

TBWA\HAKUHODO

Disruption Lab 荒井チーム アクティベーションディレクター

関谷”アネーロ”拓巳氏

デザインを意匠的にではなく、「どのように売るか」という事業にコミットする視点で捉えられた

大坪洋士氏

アシックスジャパン株式会社

カテゴリー統括部 コアパフォーマンススポーツフットウエア部 カテゴリーマーケティングチーム

大坪洋士氏

高いレベルのクリエイティブを制作して、かつ経営の視座を持って活躍されている

株式会社ビームスクリエイティブ

クリエイティブ部デザイン課

コンセプトの組み立て方やそのプロセスの重要性について、意識が一層高まった

不確実性の高まった社会環境の中で、生活者の心は揺れ動き、マーケティング・コミュニケーション活動の難しさが増しています。生活者のブランドに対する期待も変わりつつあると言われる中、いま日本を代表する企業でマーケティング、クリエイティブを担うキーパーソンから「生き残るブランドの条件」を徹底して攻略するための6つのポイントを身に着ける特別講座を開講します。

お申し込み概要

クリエイティブライブラリーライラカセム編

開講日

⚪︎ Webでのお申込み後すぐに視聴を開始できます。(視聴期間14日間)

 ※ お申込み後メールにて受講方法をご案内します。
 ※ 視聴期間の終了は終了日の23:59までとなります。
 ※ 視聴期間中の一時中断・再開が可能です。 繰り返しの視聴もできます。

注意事項

【受講上の禁止事項】
本講義は、オンライン配信講義となります。ご受講はお申込み者限りとしており、複数名での受講の場合、人数分のお申込みが必要です。お申込者には、宣伝会議IDを通じて視聴環境をご提供しております。同一IDでの複数人での視聴・社内上映などは固くお断りしております。会議室等で複数人が視聴する上映会は、著作権法第22条の2に定められている権利者の「上映権」を侵害する無断上映=違法行為となります。違反行為が発覚した場合、法的対応を含む、しかるべき措置を取らせていただきます。複数名受講には、人数分のお申込みか、オンデマンド研修(人数上限100名プラン)をご利用ください。

【受講上のご案内】
・講義は宣伝会議オンライン上でご視聴いただきます。該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください。
・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。
・本講義には質疑応答はございません。
・受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。
・お申込み後のキャンセルは原則承っておりません。詳しくは、特定商取引法に基づく表示をご覧ください。

受講価格

【1名受講】
20,000円(税込 22,000円)
※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます

【オンデマンド研修(人数上限100名)】
550,000円(税込 605,000円)
※申込金20%を含みます

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