
富士通株式会社
デザインセンター経営デザイン部
加藤 正義
トップクリエイターから事例の背景にある考え方を学びアップデートする
2007年初音ミクの企画制作を担当。Vocaloidの制作の傍らSEGA「初音ミク -Project DIVA-」の企画立ち上げ等、音楽企画に携わる。他、Google CM等商業企画の立案調整や交渉を数多く経験し、クリエイターのキャスティングにも関わる。
2007年、歌声合成ソフトウェア「初音ミク」の登場は、音楽制作の在り方を一変させ、ネット発の創作文化を加速させました。本講座では、初音ミクの企画・開発を手がけた佐々木渉氏が、初音ミク誕生の背景から、ユーザー主導の創作文化の形成、そして現在に至るまでのネット発カルチャーの進化を総括します。技術と創造が交差する現代において、どのように新たな価値が生まれ、広がっていったのかを探ります。
初音ミク誕生の経緯と、ネットカルチャー事業の基盤を学ぶ
初音ミクは、音声合成技術とキャラクターデザインを組み合わせた新しい製品として市場に投入されました。そこには、既存市場にはない“ユーザー創作”を促す仕組み作りや、製品だけでなく「文化」を構築する戦略がありました。本講座では、佐々木氏が開発時の戦略意図、課題、市場の反応などを解説し、なぜ初音ミクがここまで支持を広げることができたのかを紐解きます。ネットカルチャー事業の基盤構築を考えるうえで重要なポイントを押さえます。
UGCから拡張する 初音ミク式コンテンツエコシステム
初音ミクは、ユーザーが主役となるコンテンツエコシステムを作り出しました。楽曲や映像がSNSや動画投稿サイトで拡散し、ファン自身がブランド価値を押し上げるモデルは、今や多くの業界で注目されています。本講座では、こうした共創型ビジネスの広がり方、ファンとの関係性構築、さらに企業側が果たすべき“場づくり”の役割について解説。ビジネスとカルチャーが交わる最前線の実践知が学べます。
ネット発カルチャーが拓く 新たな産業連携と市場創出の可能性
初音ミクは音楽業界の枠を超え、今や多様な産業領域に進出しています。ライブイベントやゲームはもちろん、ファッション、観光、教育、さらにはAIや国際展開など、想定外の市場で新たな価値を生み出し続けています。本講座では、こうした横展開がどのように実現してきたのか、その背後にあるブランド戦略やパートナーシップの築き方を解説。単なるコンテンツ提供にとどまらず、企業や自治体、異業種と連携しながら市場を切り開く事例から、これからの時代に求められる“持続可能なカルチャービジネス”の形を展望します。
時間 | 講義内容 |
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約110分 | はじめに:“バーチャルからリアルへ” 初音ミクの全貌
Part 1:初音ミク誕生の舞台裏
Part 2:“ネットが育てたスター” 初音ミクのカルチャー革命
Part 3:“ブランド”としての進化 ― 商業展開のリアル
Part 4:“次の10年”をつくる ― ボカロ文化と未来ビジョン
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トップクリエイターから事例の背景にある考え方を学びアップデートする
デザインを意匠的にではなく、「どのように売るか」という事業にコミットする視点で捉えられた
高いレベルのクリエイティブを制作して、かつ経営の視座を持って活躍されている
コンセプトの組み立て方やそのプロセスの重要性について、意識が一層高まった
「ことばは、線(一次元)である」「ちから×回数×時間」など、一倉流コピー術が極めてロジカルかつ平易に解説されている
繰り返し触れられる「つくり方をつくる」という考え方は、広告に限らずありとあらゆるモノづくりに通じる哲学だと思います。
私たちが消費者と健全なコミュニケーションをとっていくための、普遍的で根源的な仕組みを掘り出していきます。
「日本とアメリカではこんなに『デザイン』に対する概念が違うのか⁉」という驚きをもってこの講義を見ていました。
不確実性の高まった社会環境の中で、生活者の心は揺れ動き、マーケティング・コミュニケーション活動の難しさが増しています。生活者のブランドに対する期待も変わりつつあると言われる中、いま日本を代表する企業でマーケティング、クリエイティブを担うキーパーソンから「生き残るブランドの条件」を徹底して攻略するための6つのポイントを身に着ける特別講座を開講します。
開講日 | ⚪︎ Webでのお申込み後すぐに視聴を開始できます。(視聴期間14日間) |
注意事項 | 【受講上の禁止事項】 |
受講価格 | 【1名受講】 |