
富士通株式会社
デザインセンター経営デザイン部
加藤 正義
トップクリエイターから事例の背景にある考え方を学びアップデートする
1947年京都市生まれ。広告企画・制作、マーケティング戦略、新製品開発などが専門。数多くの広告キャンペーンを手がけ、カンヌ国際広告祭金賞のほか数々の広告賞を受賞。代表作は、サントリートリス「雨と仔犬」、TOTOウォシュレット「おしりだって、洗ってほしい。」など。東京コピーライターズクラブ会員、東京アートディレクターズクラブ会員。事業構想大学院大学教授。また、毎日新聞紙上で「仲畑流万能川柳」の選者も務める。
本講座は、日本を代表するコピーライター・仲畑貴志氏の名作を題材に、第一線で活躍するクリエイターたちがその本質を分析する特別プログラムです。登壇するのは、一倉宏氏、児島令子氏、高崎卓馬氏、福里真一氏、門田陽氏という業界の第一線で活躍する人物たち。講師陣のそれぞれの視点から仲畑コピーの凄みを分析し、その魅力を時代を超えてどう解釈し、未来に活かせるかを考察します。
“名コピーの真髄を学び 確かな表現力を磨く”
本講座では仲畑貴志氏のコピーを通じて、普遍的な表現の力を掘り下げます。一倉宏氏は、「使い手に響く言葉をどう選ぶか」を解説し、児島令子氏は「感情が伝わるコピー」の構築方法を分析します。表面的な言葉選びにとどまらず、物語を伝える方法や、受け手の心に残るフレーズ、社会的な背景にある意図を学ぶことで表現の幅を広げることができます。
“枠に囚われない 仲畑コピーを構成する哲学を理解する”
高崎卓馬氏は、仲畑氏の哲学に基づき、「いいコピーを書きたい」という意図が必ずしも人を動かさない理由を解説します。また、福里真一氏は、仲畑氏のコピーが持つ強いメッセージをどのようにユーモアと融合させているかをCM事例で解説します。具体的な事例を通して、広告の表現に込めるべき本質を捉え、自身のコピー制作に活かすための考え方を習得します。
“どこか心に引っかかる メッセージの紡ぎ方を考える”
門田陽氏は、仲畑貴志氏との3年間の師弟関係で培った経験をもとに、「一見すると平凡な言葉が、なぜ心に深く刻まれるのか」を解き明かします。長年にわたり、仲畑コピーの「心に引っかかる何か」を追究してきた門田氏が、その表現に潜む独自の着眼点を探り、受け手の心に残る理由を分析します。仲畑氏のコピーが受け手の心に刻まれる理由を深く理解することで、自身のコピーに応用できる技術を身につけます。
時間 | 講義内容 |
---|---|
10分 | はじめに |
50分 | 一倉宏さん |
50分 | 児島令子さん |
50分 | 高崎卓馬さん |
50分 | 福里真一さん |
50分 | 門田陽さん |
10分 | まとめ |
トップクリエイターから事例の背景にある考え方を学びアップデートする
デザインを意匠的にではなく、「どのように売るか」という事業にコミットする視点でとらえられた
高いレベルのクリエイティブを制作して、かつ経営の視座を持って活躍されている
コンセプトの組み立て方やそのプロセスの重要性について、意識が一層高まった
「ことばは、線(一次元)である」「ちから×回数×時間」など、一倉流コピー術が極めてロジカルかつ平易に解説されている
繰り返し触れられる「つくり方をつくる」という考え方は、広告に限らずありとあらゆるモノづくりに通じる哲学だと思います
私たちが消費者と健全なコミュニケーションをとっていくための、普遍的で根源的な仕組みを掘り出していきます
「日本とアメリカではこんなに『デザイン』に対する概念が違うのか!?」という驚きをもってこの講義を見ていました
不確実性の高まった社会環境の中で、生活者の心は揺れ動き、マーケティング・コミュニケーション活動の難しさが増しています。生活者のブランドに対する期待も変わりつつあると言われる中、いま日本を代表する企業でマーケティング、クリエイティブを担うキーパーソンから「生き残るブランドの条件」を徹底して攻略するための6つのポイントを身に着ける特別講座を開講します。
開講日 | ⚪︎ Webでのお申込み後すぐに視聴を開始できます。(視聴期間14日間) |
注意事項 | 【受講上の禁止事項】 |
受講価格 | 【1名受講】 |