
富士通株式会社
デザインセンター経営デザイン部
加藤 正義
トップクリエイターから事例の背景にある考え方を学びアップデートする
1971年、東京生まれ。成城大学卒業後、高橋書店、アスコムを経て2015年にサンマーク出版へ。2013年、2014年には日本の単行本編集者史上初めて2年連続ミリオンセラーを編集し、年間ブックランキングの総合1位になる。サンマーク出版移籍後の2016年には『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』が3冊目のミリオンセラーに。本の編集をはじめ、講座プロデュース、動画製作、キャラクター開発など仕事は多岐に及んでいる。2023年にサンマーク出版の代表に就任。
「本が売れない」と言われる時代に、ベストセラーを次々と生み出してきたサンマーク出版。数々のロングセラーの背景には、出版という枠を超えた「企画の思想」と「人の感情に届く編集」があります。本講座では、『居場所。』『すぐやる脳』『ゼロトレ』『ベターッと開脚』などを担当してきた代表取締役・黒川精一氏が登壇。
なぜ“本じゃなくていい時代”に、あえて「本という形式」で伝えるのか。人の心に届く“コンテンツの核”とはなにか。そして、ヒットをつくる編集者としての構えと哲学を語ります。
マーケター、企画職、コンテンツ開発者、編集者……すべての「伝えたい人」に向けた、創造と思索の90分
“行き先”から発想する、逆転の思考法
優れた企画は「どんな手段を使うか」よりも、「どこへ人を連れていくか」という“目的の設計”から始まります。黒川氏が実践するのは、「新しい行き先(=目的)」を提示し、そこに向かう“普遍的なルート(=手段)”を活用するという逆転のアイデア術。手段に目を奪われがちな現代のコンテンツ設計において、本質を見失わないための“行き先思考”は、書籍づくりにとどまらず、あらゆる企画業に応用可能な発想の型となります。
顧客視点を超え、“新しい行き先”を提案する
顧客志向が叫ばれる中で、私たちは本当に「生活者」の視点に立てているでしょうか?優秀な作り手が陥りがちな「手段のイノベーションばかりに注目する罠」を指摘し、「新しい目的地の提示」こそが、顧客と共創するものづくりにつながると説きます。ベストセラーづくりの裏側にある戦略とは。コンテンツがビジネスを推進するための視座と技術を学びます。
“本づくり”の本質は、すべての企画に通じる
本が売れない時代に、あえて「本という形式」で勝負する——そこには、どんな業界にも通じる戦略的編集の本質があります。本講座では、書籍編集という専門性を軸に、広告・商品開発・ブランディングなどへ応用可能な「普遍的なルール」を伝授。「なぜそれを届けるのか」「どうすれば人は受け取ってくれるのか」という問いに向き合うことで、自身の専門領域を越えて、企画力を拡張するヒントが得られます。
時間 | 講義内容 |
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約105分 | 1.イントロダクション 現代のトレンドは短時間で作れる・短時間で見られる「Short」ゲーム |
トップクリエイターから事例の背景にある考え方を学びアップデートする
デザインを意匠的にではなく、「どのように売るか」という事業にコミットする視点で捉えられた
高いレベルのクリエイティブを制作して、かつ経営の視座を持って活躍されている
コンセプトの組み立て方やそのプロセスの重要性について、意識が一層高まった
「ことばは、線(一次元)である」「ちから×回数×時間」など、一倉流コピー術が極めてロジカルかつ平易に解説されている
繰り返し触れられる「つくり方をつくる」という考え方は、広告に限らずありとあらゆるモノづくりに通じる哲学だと思います。
私たちが消費者と健全なコミュニケーションをとっていくための、普遍的で根源的な仕組みを掘り出していきます。
「日本とアメリカではこんなに『デザイン』に対する概念が違うのか⁉」という驚きをもってこの講義を見ていました。
不確実性の高まった社会環境の中で、生活者の心は揺れ動き、マーケティング・コミュニケーション活動の難しさが増しています。生活者のブランドに対する期待も変わりつつあると言われる中、いま日本を代表する企業でマーケティング、クリエイティブを担うキーパーソンから「生き残るブランドの条件」を徹底して攻略するための6つのポイントを身に着ける特別講座を開講します。
開講日 | ⚪︎ Webでのお申込み後すぐに視聴を開始できます。(視聴期間14日間) |
注意事項 | 【受講上の禁止事項】 |
受講価格 | 【1名受講】 |