
富士通株式会社
デザインセンター経営デザイン部
加藤 正義
トップクリエイターから事例の背景にある考え方を学びアップデートする
2008年I-ne入社。EC事業を立ち上げ、ブランディング・マーケティングに特化するインハウスクリエイティブ集団を設立。ブランド立案、プロダクトデザイン、コミュニケーション・プロモーション・SNS戦略など包括的に行い、ブランド創出・構築に尽力。
2017年に取締役、2018年にブランディング本部本部長に就任。2022年1月より、執行役員兼ブランディング本部本部長就任。2023年7月より、CCO(Chief Creative Officer)就任。
次々とヒットブランドを生み出してきた今井新氏が、自身のブランド構築の実践知を公開します。本講座の主題は「未来の記憶をどう設計するか」。商品やロゴだけでなく、顧客の体験・感情・共感までも含めた“記憶の集合体”としてのブランドを、どう構想し、育て、社会に広げていくかを徹底的に掘り下げます。単なるプロモーションやデザインの話ではなく、ブランドの“存在理由”から再定義し、スケールとインパクトを両立する手法を学びます。
ブランドとは「記憶の集合体」であることをまず理解する
NikeやAppleのロゴ、スターバックスの香りや空間、そうした断片的な記憶の総体が「ブランド」です。本講座では、ブランドの語源や本質を紐解きながら、I-neが重視する“未来の記憶を設計する”という視点を導入します。消費財を単なる機能で語らず、「体験」「香り」「色」「質感」など五感に働きかける記憶の設計が、ブランド価値を決定づける。記憶されないものは、存在しないのと同じ。では、どのように記憶に刻ませるか?その基盤的思考を解説します。
市場調査ではなく自分たちの“問い”から始める
BOTANISTが生まれたのは、I-neのチームが「自分たちがほしいものは何か?」と主観的に問いを立てたことからでした。主流のマーケットイン手法を超え、プロダクトアウトからブランドの物語を紡ぎ、社会課題・環境意識・デザインの文脈にまで踏み込む。単なる差別化ではなく、ブランドの“存在理由”を明確にする。ブランドがどのようにして世の中の隙間を突き、カルチャーを変えていったのか――その実践的なプロセスを学びます。
ブランドを超えた「幸せの連鎖」をデザインする
I-neのミッションは「Chain of Happiness」。プロダクトの向こうにある人の暮らしや感情、そして社会へのポジティブな連鎖を設計することが、ブランドの使命と捉えています。ある1本のヘアアイロンが、少女の自己肯定感を支え、家族の朝を変えたというレビュー。この体験が、ブランドの本質と価値を再定義しました。“点”としての知識、“線”としての経験を“面”としてつなぐ創造の力で、記憶を超えた共感と共鳴のブランド体験を構築する方法論を学びます。
時間 | 講義内容 |
---|---|
約2時間50分 | 序文:Introduction |
トップクリエイターから事例の背景にある考え方を学びアップデートする
デザインを意匠的にではなく、「どのように売るか」という事業にコミットする視点で捉えられた
高いレベルのクリエイティブを制作して、かつ経営の視座を持って活躍されている
コンセプトの組み立て方やそのプロセスの重要性について、意識が一層高まった
「ことばは、線(一次元)である」「ちから×回数×時間」など、一倉流コピー術が極めてロジカルかつ平易に解説されている
繰り返し触れられる「つくり方をつくる」という考え方は、広告に限らずありとあらゆるモノづくりに通じる哲学だと思います。
私たちが消費者と健全なコミュニケーションをとっていくための、普遍的で根源的な仕組みを掘り出していきます。
「日本とアメリカではこんなに『デザイン』に対する概念が違うのか⁉」という驚きをもってこの講義を見ていました。
不確実性の高まった社会環境の中で、生活者の心は揺れ動き、マーケティング・コミュニケーション活動の難しさが増しています。生活者のブランドに対する期待も変わりつつあると言われる中、いま日本を代表する企業でマーケティング、クリエイティブを担うキーパーソンから「生き残るブランドの条件」を徹底して攻略するための6つのポイントを身に着ける特別講座を開講します。
開講日 | ⚪︎ Webでのお申込み後すぐに視聴を開始できます。(視聴期間14日間) |
注意事項 | 【受講上の禁止事項】 |
受講価格 | 【1名受講】 |