広告コピー誕生までの、129のドキュメント
本書は過去から現在にいたるまで時代と共にあり、これからも「語り継ぎたいコピー」「残していきたいコピー」を、月刊「ブレーン」の連載「名作コピーの時間」を中心に、過去の特集などで紹介した中から編集部が選出。その背景や意図について、実際に制作に携わったコピーライターの方々に寄稿いただきました。また、すでにご逝去されている方については、一緒にお仕事をなさっていた方や近しい方に解説していただきました。
「知っていたけれど、何を意味しているのか」「なぜ名作と言われるのか、わからなかった」コピーや「こういう時代だからこそ生まれた」コピーなど、本書はその広告の背景や時代について知ってもらうことを大事に編集しています。また時代の流れの中でコピーライターがその商品やブランドとどう向き合い、言葉の力を発揮していったのか。それぞれのコピーにおけるライティングの技や言葉の選び方、広告としての面白さを感じてもらうと共に、一つのクリエイティブができあがるまでの物語として読むことができます。

掲載されているコピーの事例
わけあって、安い。（良品計画）／不思議、大好き（西武百貨店）／好きだから、あげる（丸井）／水がある、氷がある。（サントリー）／亭主元気で、留守居がいい。（大日本除虫菊）／史上最低の遊園地。（としまえん）／愛だろ、愛っ。（サントリー）／そうだ京都、行こう（東日本旅客鉄道）／NO MUSIC,NO LIFE.（タワーレコード）／野菜を見ると、想像するもの。（キユーピー）／愛に雪、恋に白。（東日本旅客鉄道）／モノより思い出（日産自動車）／国会議事堂は、解体。（宝島社）／自分史上最高キレイ！（サントリー）／やがて、いのちに変わるもの。（ミツカングループ）／考えよう、答はある。（へーベルハウス）／あした、なに着て生きていく？（earth music&ecology）／負けるもんか。（本田技研工業）／人間まるだし（Netflix）／おつかれ生です。（アサヒビール）他