元々ストラテジックプランナーは戦略やコミュニケーションのコンセプトをつくるのがその役割でした。しかしいまはその領域が曖昧になり、良くも悪くも「何でも屋」になってしまっています。上図のように、抱わる案件が旧来の「キービジュアルの金太郎飴」型の仕事から、より幅広く細かいプランニングを「コアアイデア」型で行い、全体の戦略と、多岐にわたる打ち手の実行をまとめていくことが求められているからです。しかし、企画書の書き方やリサーチの仕方は上司や先輩から学ぶことができても、全体の組み立て方についてはなかなか教わることができないのが実情です。そこで宣伝会議では、共通言語がないプレイヤーからもアイデアを引き出し、プレゼンの勝ち筋をつくるためのノウハウを学ぶ「ストラテジックプランニング講座」を開講いたします。
調査やデータからつくったコンセプトで全体が横串に通せる時代は終わった
ストラテジックプランナーの商品が企画書とプレゼンであり、その出来を左右するのがコンセプトワークにあるのは
今も昔も変わっていません。しかしコンセプトのつくり方は大きく変わっています。
本講座ではトッププランナーのコンセプトワークを中心にしたプレゼンの勝ち筋のつくり方を学びます。
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図にあるようにCM時代はTVCMのコンセプトを固められれば、全体のコミュニケーションを横串に通せていたため、コンセプト決めがストラテジックプランナーの役割となっていました。しかしコミュニケーションの打ち手が増え、コミュニケーションに掛けられる予算が減ったことによってその図式は崩れてしまいました。またそれに伴って戦略からアウトプットを考えるという流れも、それでは生活者を動かす作戦として機能しないことが増えています。いま主流になりつつあるのは、アウトプットと戦略を行ったり来たりしながら双方を一気に考えていくというやり方です。そうすることで全体を組み立てるということを意識しなくても、自然と戦略に基づいた一貫性のあるアウトプットを仕上げることができます。そこで本講座ではエグゼキューションからコンセプトワークをするノウハウを学びます。
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打合せの初期段階での方向づけができるスキルはストラテジックプランナーに必須のスキルです。そのためには必ずしも正解でなかったとしても、それを初めの一歩として打ち合わせが進む叩き台を提示できることが欠かせません。デジタルやPR、SPなど打ち合わせの場に以前よりもさまざまなジャンルの専門家が参加することが増えています。そこでマス広告のコンセプトの知見から打ち合わせを進めようとすると、うまく話が通じずに時間ばかりが掛かってしまいます。提案の足腰を鍛えるためにも、彼らに転がしてもらえる叩き台を提示することが必要です。そこで本講座では図のような発想の根幹の違いを学ぶことによって、案件の性質ごとにコンセプトの種類を使い分けて、提案内容を進化させるためのノウハウを学びます。
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ストラテジックプランナーはプレゼンで司令塔の役割を担っています。そのため営業と相談をしながらプレゼンの勝ち筋をつくっていくことが求められます。その勝ち筋をつくる際にはどこで競合に勝っていくかがポイントです。特に事業戦略や商品戦略などより上流から携わるプランナーはここにビジョンを持ち込んでいます。それはたいてい提案内容がクライアントから提示された課題感に基づいて、その解決策を提示しているからです。たしかに課題を提示し直そうとすることはオリエンをひっくり返すことになりかねず、一か八かの大技になりがちです。そうではなくクライアントから提示された課題を深掘りして、理想の未来を描き、そこから逆算した最初の一歩を提示する。それによって提示された課題に対して100%の答えを返しながら競合に対して差をつけることができます。
広告代理店の戦略プランナーを経て、ブランド戦略、事業プラン、プロモーションプラン、オンラインプロモーションなどのソリューション事業を提供するゼンコミュニケーションデザインズを設立し、現職。
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1977年電通入社。以来約20年間、クリエイティブディレクター、CMプランナー、コピーライターを勤める。同時に、企業の経営・事業戦略からブランドコミュニケーション、商品開発、プロモーション、店舗開発、イントラネット構築、CSR活動、企業カルチャー変革まで、広汎なビジネス領域を戦略と表現の両面から、統合的にコンサルティングを担当している。カンヌCMフェスティバル銀賞を始め、広告賞受賞多数。2015年電通を退社。
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外資系クライアントを中心に、様々なブランドのブランド戦略やクリエイティブ戦略、コミュニケーション戦略立案に従事。 最近では、P&Gパンテーン「#HairWeGo」の立ち上げ、「就活をもっと自由に」「令和の就活ヘアをもっと自由に」「The Hairy Tale」「#PrideHair」等のキャンペーンにおける、ブランド戦略、クリエイティブ戦略、キャンペーンBIG IDEA開発、統合コミュニケーション戦略の設計。ドミノ・ピザジャパン「産直ドミノ」プロジェクトにおける、プロダクトストラテジー立案、プロダクトコンセプト開発などに携わっている。APACエフィーアワードでの3つのゴールド、AMEアワードで3つのシルバー等、戦略・マーケティング効果に対するアワードだけでなく、クリエイティブストラテジストとして、カンヌ、ワンショー、ニューヨークフェスティバル、スパイクスアジア、D&AD賞、ACC賞、日経広告賞、電通賞など、数多くの国内外のアワード受賞に貢献。学生時代、大手レコードレーベル含み3枚のCDをリリースした過去を持つ。バンド再結成を目論んでいるが、いつも飲み会だけで終わっている。
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企業のコーポレートコミュニケーションから、製品・サービスの戦略PR、動画コンテンツを活用したバイラル施策や自治体広報まで、幅広く手掛ける。 熊本県の赤い特産物をアピールした「くまモンほっぺ紛失事件」で世界的なPR業界紙「Holmes Report」の「世界のPRプロジェクト50選」へ選出されたほか、「Cannes Lions 2017」グランプリ、「口コミ業界の世界的アワード「WOMMY AWARD2014」を日本で初めて受賞するなど受賞多数。実務のみならず、大学やトレードショー、PR協会での講義やPRプランナー向け教科書執筆による若手育成にも従事。「Cannes Lions」PR部門など海外アワード審査員も務める。著書に「戦略PRの本質~実践のための5つの視点〜」「成功17事例で学ぶ自治体PR戦略」など。
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2008年博報堂入社。プロモーション局に配属後、2012年より博報堂ケトルに参加。2021年dea.incを設立。手段とアプローチを選ばないプランニングで「人と社会を動かす」広告キャンペーンを数多く制作する。 現在では広告領域からコンテンツ領域の企画・プロデュース・脚本までを手掛ける。これまでに国内外の200以上のアワードを受賞。2018年クリエイター・オブ・ザ・イヤーメダリスト。地域創生プロジェクト『絶メシ』の生みの親。プロデュースしたドラマに『絶メシロード』『八月は夜のバッティングセンターで。』『お耳に合いましたら。』、著書に『チームが自ずと動き出す 内村光良リーダー論』(朝日新聞出版)などがある。
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東京大学卒業後、電通へ。マーケティング局、営業局、シンガポール勤務などを経て、3回目の転局試験でようやくクリエーティブ局へ。 デジタル&PRメソッドを活用したクリエーティブプランニングで、「PRIUS! IMPOSSIBLE GIRLS」「#金曜日の新垣さん」「サントリーBOSS『湯Tuber』」「フリー素材アイドルMIKA+RIKA」などを制作。SPIKES、NY Festivals、ヤングカンヌPRなどの審査員を務める。2018ASIA PR person of the yearのファイナリスト。
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大学卒業後、銀行にて融資・営業業務に4年間携わる。1997年マッキャンエリクソンに入社。大阪支社にて飲料の営業を担当。 2002年マッキャンエリクソン東京本社戦略プランニング局に配属。2009年より動画配信サービスの事業会社にてマーケティング部長を務め、クライアントサイドの経験を有する。2011年よりモメンタム ジャパンに入社。戦略プランナーとして、飲料、流通(SM, CVS)、デリバリーピザ、ヘルスケア、コンタクトレンズ、スポーツブランド、加熱式タバコ、IT/OS/PC、エネルギーなど多岐にわたる業界のプランニング業務に携わる。近年は「ブランド体験」にフォーカスし、社内外において「ブランド体験プランニング・プロセス」の浸透に力を注ぐ。また、ブランド体験のアイデア創造に不可欠な「生活者インサイト」の発掘を専門領域としている。
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2005年電通入社。マーケティング・戦略プランニングセクションにて14年間、営業セクションにてマーケティング業務に2年間従事。 マーケティング戦略・アクティベーション企画をはじめ、商品・サービス開発、企業・商品ブランディング、事業コンサルティング、都市開発等、幅広く戦略・企画のプランニングに携わる。直近では、東京2020オリンピック・パラリンピック大会のブランド戦略やパートナー企業のアクティベーション戦略・企画などスポーツ領域における戦略的な協賛・活用提案に重点的に従事している。日本マーケティング協会(JMA)認定マーケティング・マスター。
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自分自身で考える時間や、他の参加者とのアイデアの共有、講師の説明等を通じて、 意識していなかった考えがより具現化したように思う(IT マーケティング)
コンセプトやインサイトにとらわれていたが、 現代のストラテジックプランニングにおいて重要なことはそれだけではないことを学べた。今後の仕事の幅が広がる(広告関連会社 プランニング)
コンセプトとビジョンの言葉の意味をしっかりと理解しないまま使っていたが、体系的に説明され、両者の違いが分かった。また、そこに宿る言葉の熱さが伝わってきて面白かった。 広告の展開だけでなく、経営企画や商品開発もできると思えた(メーカー 事業部)
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クライアントの課題や広告戦略に対して、一からやり直せると実感。いかに自分が分かったつもり、理解していたつもりになっているのかがよく分かった。大いに励みになりました(メディア マーケティング)
日々マーケティングをしていると、目先のことに追われて考えることをやめてしまう自分に焦りを感じた。マーケティング視点での物語の開発など、前からやりたいと思っていたが、 できていなかったことを実現する術が学べた(広告関連会社 プランニング)
今は営業職ですが、社内にはこの講義で学んだようなストプラはいない。こうしたスキルを持つ人が増えると営業の役割は終わりだなと思った。そうならないために、 プロジェクト全体をリードして施策を世の中に届けるべく、責任者としての役割を高めたい(広告関連会社 営業)
カリキュラム | |
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概要 | ||
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受講形態 |
宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信 お申込日から60日間視聴可能。 視聴期間内であれば、ご自身の自由なタイミングで視聴できます。 |
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受講のご案内 | 【実施上の注意】 本講義は、オンライン配信講義となりますご受講はお申込み者限りとしており、複数名での受講の場合、人数分のお申込みが必要です。お申込者には、宣伝会議IDを通じて視聴環境をご提供しております。同一IDでの複数人での視聴・社内上映などは固くお断りしております。 【受講上のご案内】 ・講義は宣伝会議オンライン上でご視聴いただきます。該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください。 ・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。 ・本講義には質疑応答はございません。 【レジュメについて】 講義資料はご視聴頂くマイページからPDF形式でダウンロードしていただきます。 資料を配布していない講義も一部ございますので、ご了承ください。ご不明点はお問い合わせください。 |
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受講料金 | 1名受講 オンデマンド講座 |
120,000円(税込 132,000円) 申込金20,000円(税込 22,000円)含む |
人数無制限 オンデマンド研修 |
900,000円(税込 990,000円) 例)60名受講で1名15,000円に |
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人数無制限について |
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受講対象 | ・広告関連会社で、ストラテジックプランニングの実務を行っている方 ・事業会社で、ストラテジックプランナーとしての実務を担っている方 ・今後、本職種を担いたいとお感じの方 |
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注意事項 | 受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。 お申込み後のキャンセルは原則承っておりません。 教室・オンラインライブ講座は、個人申込の場合、受講料について開講前のご入金を原則とさせていただいております。 オンデマンド講座は、お申し込み後すぐに受講案内メールをお送りしており、メール受信後、ご視聴いただけます。 そのため、視聴の有無に関わらず、お申し込み後のキャンセルは一切、承っておりません。 詳しくは、特定商取引法に基づく表示をご覧ください。 |