講座について
高齢化・国際化によってユーザーの周辺に起こるさまざまな心身の変化に気付き、分かりやすく伝えるためには、各要素を推奨される水準に合わせるだけでは不十分です。使ううえでの不安や疑問、誤解を引き起こす複雑さが存在しないかをあらかじめ考えておくことが必要です。そこで宣伝会議では、ビジュアルコミュニケーションを改善し、ブランドとしての価値を向上させるために、訴求対象者が情報をどのように受け取っているのか、正しく理解することから、「分かりやすさ」と「美しさ」を両立させるデザイン面までを学ぶ、「ユニバーサルデザイン基礎講座」を開催します。
開講の背景
現在、社会の持続可能性に対する生活者の意識の高まりや、「心地よい」「楽しい」といった感性価値を重視した消費スタイルの広がり、グローバル化や少子高齢化など、社会が大きく変化しています。その結果、人や地球環境に対してより深い気づきと配慮が必要となり、ユニバーサルデザインの果たす役割がより大きくなっています企業がユニバーサルデザインを導入する最大の価値は新たなブランド資産の獲得にあると考えられています。あらゆるユーザーの企業に対するロイヤリティは、ブランドに対する信頼によるところが大きいです。ユニバーサルデザインを取り入れ、これまで除外していたユーザーを対象に取り込むことは、企業における市場の拡大につながるものであり、商品開発における誤認や失敗を減少させる効果も期待できます。
受講対象
- 広告主企業のマーケティング、宣伝、販促、Webのご担当の方。
- 広告会社や広告関連会社の営業、企画のご担当の方。
カリキュラム
時間 | 講義内容 |
第1部 | 担当者が持つべきクリエイティブの判断基準 |
第2部 | 資生堂のユニバーサルデザイン |
講師紹介

九州大学大学院 芸術工学研究院 教授
井上 滋樹氏
九州大学大学院 芸術工学府にて博士号取得。CC局情報デザイン1部長、米国IHCDフェロー、マサチューセッツ工科大学(MIT)客員研究員、博報堂ダイバーシティ デザイン所長等を経て2009年6月より現職。専門は、多様な生活者へのデザインの評価方法の研究、および、文字、グラフイック、商品、空間のデザイン制作・監修業務を担当。15年カンヌライオンズヘルス部門審査員。著書に「いい考えがやってくる」(日本経済新聞出版社)「ユニバーサルサービス~すべての人が響きあう社会へ」(岩波書店)、「ユニバーサルを創る~ソーシャル・インクルージョン」(岩波書店)ほか。

株式会社資生堂
クリエイティブ本部 デザイン・エクセレンス・ユニット ECD
信藤 洋二氏
1966年東京生まれ。92年東京芸術大学デザイン科大学院修了、同年株式会社資生堂入社。2017年1月より現職。クリエーティブディレクターとして、ブランドやコーポレートに関するプロダクト、スペース、CIなどのディレクションおよびデザインを手掛けている。公益社団法人日本パッケージデザイン協会理事、多摩美術大学生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻 非常勤講師、東京アートディレクターズクラブ会員、公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会会員、一般社団法人日本空間デザイン協会会員。
お申込み
オンデマンド配信講座
開講日 |
※開講済の講座は、Webお申込後すぐに視聴開始できます。 |
受講価格 | 59,000円(税込 64,900円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます |
補 足 |
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注意事項 |
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オンデマンド研修(人数100名まで)
開講日 | 期間はご希望日から14日間です。 |
定 員 | 100名 |
受講価格 | 550,000円(税込 605,000円) |
補 足 | ※視聴期間の延長、受講者の増加についてはお問い合わせください。追加料金にてご対応可能です。 |
注意事項 |
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