広報・CSRのためのSDGsスタートアップセミナー(オンデマンド配信)のアイキャッチ画像広報・CSRのためのSDGsスタートアップセミナー(オンデマンド配信)のアイキャッチ画像

講座開催の背景

取り組み始めてはいるものの、企業での定着はまだまだ道半ば

政府や経団連でもSDGsに注力をするなどもあり、国内外で認知や理解は高まりつつあります。2019年6月に日本は、G20サミット議長国として、気候変動対策に関する議論をリードする役割を担いました。世界規模の取り組みとして、ますますSDGsは盛り上がっていきます。そのため、株主や投資家、顧客、社員やその家族など、あらゆるステークホルダーから、企業の取り組みに注目が集まることが予想されます。一方でSDGsを経営まで浸透させ、適切なコミュニケーションに落とし込めている企業は、ほとんどな いと言っても過言ではありません。中間管理職や一般社員への定着が低いというデータがあるように、広報担当には、社外だけでなくインターナルコミュニケーションも含む全方向の対応が求められています。

社内には存在しえないノウハウを得る

社内でSDGsが定着しない理由は、社員や事業部が自分たちには「そもそもやる必要性がない」「取り組むメリットがない」と考えていることにあります。また、社内の理解が得られないだけではなく、広報にとってもはじめての取り組みで「何から手をつければよいか分からない」「相談できる先がない」と四苦八苦するケースは少なくありません。 SDGsは企業の社会的責任やCSRといった観点だけではなく、ESGも含めたIRや中期経営計画、経営理念などと、一体化して取り組むことが重要です。宣伝会議では、広報をはじめとした担当者がSDGsをどのように理解するべきか、また企業内外におけるコミュニケーションにどのよう に生かすかを学ぶ「広報・CSRのためのSDGsスタートアップセミナー」を開催します。

ここがポイント

01 SDGsを理解する

「17のゴールと169のターゲットからなる、持続可能な開発目標」という定義の知識ではなく、企業がどのように関わるべきか、その本質を理解します。

02 ステークホルダーと対話する

取引先や投資家から、インナー、採用広報まで、ステークホルダーに対するコミュニケーションの在り方について学びます。

03 SDGsを推進する

SDGsとビジネスの関係性や成り立ちを深く理解し、社内を巻き込んでSDGsを推進するための考え方を身に付けます。

講座で学べる事

① SDGsの正しい理解とコミュニケーションへの落とし込み

SDGsの本質を理解する上では「企業の社会的SDGsの近接概念との関係性責任(CSR)」を再考することが重要です。今までのCSRは、慈善活動(フィランソロピー)的な発想で取り組まれることが多かったのに対し、本業を通した「社会対応力」として捉えなおすべきだと言えます。そして、社会価値と経済価値を同時に実現する(CSV)ことで相乗的な効果を期待することができ、その関係性は、株主や投資家、顧客、社員やその家族など、あらゆるステークホルダーに及びます。講義では、SDGsの基本的な理解から、実際に取り組みを行う企業の成功・失敗事例などを通して、自社のコ ミュニケーションに落とし込む方法までを学びます。

② 広報的な視点だけではなくビジネスの中心として捉える

持続可能な開発目標や社会貢献と聞くと、様々な経営理念やビジョン、商品のタグラインなどを見ても分かる通り、今までも多くの企業が取 り組んだり、発信をしてきたりしたことかもし れません。そのため、SDGsに関わる情報を目に しても「何をいまさら」や「ずっと取り組んでき た」と思ってしまう経営者や担当者がいるのも 事実です。しかし、今までの社会貢献は、単に「利 益の社会還元」であり「恣意的で義務的な社会的 責任」のように捉えられてきました。しかしCSVの観点で取り組まれた数多くの成功事例 が示すように、これからは経営戦略の一環とし て、営利的・組織的に取り組む必要があります。講義では、これまでとこれからのビジネスを俯瞰し、企業に求められるSDGsとの関わり方を学びます。

③ 「全」ステークホルダーに伝えるために社内を推進する

SDGsにおける17のゴールと169のターゲットに挙げられるような、大きく複雑な社会的課題は連関しています。そして、大きな課題はみんなで一丸となって解決しなければなりません。企業のコミュニケーションにおいても、「全」ステークホルダーに適切な情報を届けるためには、経営層、経営企画部、IR担当、一般社員など、社内を巻き込み推進していく必要があります。そのため企業の担当者は、自分の役割だけにとらわれることなく広い視野を持ち、ビジネスをディレクションする発想をもって取り組むことが求められます。講義では、複雑な課題を解決してきたコミュニケーションのプロである講師から、事例を通してノウハウを学び、各社に必要な取り組みに落とし込んでいきます。

カリキュラム

時間

講義内容

第一部
約90分

SDGsの基礎
・SDGsの概要と特色
・SDGsと企業の関わり方
・CSR/CSVとの整理
・ESG投資との整理
・これからの企業広報とSDGs
・経営が見るSDGsと広報が見るSDGs
・ステークホルダーへ自社の取り組みをどう伝えるか

第二部
約40分

企業が取り組むSDGsとは~これからの時代に企業として生き残るためのヒント~
・SDGsを取り巻く環境
・企業がSDGsに取り組む意義
・企業が取り組むべきこと
・SDGsに取り組む際のポイント

第三部
約40分

生活者のSDGsに関する意識と行動~7割が「イメージが良くなる」と回答、調査で読み解く生活者目線~
・SDGsの名称認知率とその推移
・コロナの影響によるSDGsへの生活者意識/行動の変化
・SDGsの17ゴールに対する共感と行動
・企業が取り組むことへの評価
・持続可能な社会に向かうトレンド

第四部
約40分

「SDGsストーリー」づくりとコミュニケーション~「伝えていない」は、「やっていない」と同じこと?~
・SDGsをとりまく環境の変化
・SDGs(サスティナビリティ)ストーリー™の必要性
・ストーリー策定事例
・サスティナビリティ・コミュニケーションの留意点

第五部
約40分

SDGsとサーキュラー・エコノミー~SDGsの目標達成に向けた具体的アプローチとプロセス~
・サーキュラー・エコノミーとは
・SDGsとサーキュラー・エコノミーの関係性
・サーキュラー・エコノミーのポイントと始め方
・具体的な取り組み事例
・サーキュラー・エコノミーが生み出すイノベーション

講師紹介

坂本 文武氏

社会情報大学院大学 実務教育研究科 教授

坂本 文武氏

社会課題を解決する人と組織の相談支援が専門。米国でのNPO経営学修士課程修了後、日米でNPOやソーシャルビジネスの経営支援、企業の社会的責任(CSR)や広報のコンサルティングを行う。市民協働や地域共生に関する国や自治体事業の研修講師や人材育成プログラムの構築にもかかわる。2003-2011年PR会社ウィタンアソシエイツに在籍、2010-2015年立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任准教授を兼務、2017年より社会情報大学院大学で教鞭をとる。著書に『NPOの経営』(単著、日本経済新聞社、2004年)など。

竹嶋 理恵氏
電通TeamSDGs
プロジェクトリーダー・SDGsコンサルタント

竹嶋 理恵氏

コミュニケーション・プランニング・ディレクター。ストラテジー立案からキャンペーン構築、ウェブサイトやイベント、店舗開発まで関わり、政府広報や環境・ツーリズム・地域振興・社内カルチャー変革・育児・教育・飲料・食品などさまざまなジャンルのクライアントの商品やサービスのコミュニケーションプランニングに携わる。現在はSDGsコンサルタントしてSDGsに関するコミュニケーションやビジネス支援の案件に多数かかわる。

大屋 洋子氏
電通TeamSDGs
SDGsコンサルタント

大屋 洋子氏

電通入社後、マーケティング・プランニング部署に配属。その後、電通総研にて各種プロジェクトのリーダーとして、生活者分析を中心に、各種メディアの取材対応、寄稿を行うほか、企業の商品開発、セミナーの講師等を務める。2016年より、農林水産省に企画官として出向。「栄養改善事業の国際展開タスクフォース」事務局長として、途上国・新興国の栄養改善支援に携わる。2018年帰任。「電通 Team SDGs」を立ち上げ、SDGsコンサルタントとして活動。「サステナビリティ・コミュニケーションガイド」制作統括。

小幡 道子氏
電通TeamSDGs
SDGsコンサルタント

小幡 道子氏

電通入社後、営業、マーケティング、ストラテジックプランニング、専門領域コミュニケーション(ウェルネス)、ビジネスクリエーション、ブランドコンサルティングなどのセクションを経て、PRソリューション局に所属。様々な業種の企業、事業、ブランド、商品・サービスのコミュニケーションプランニング、ブランディングや商品開発などに携わり、現在はPRプランナーとしても活動中。電通Team SDGsでは調査設計・分析、セミナーの実施、各企業・組織・団体様のコミュニケーションプランニングサポートなどを担当。

堀田 峰布子氏
電通TeamSDGs
SDGsコンサルタント

堀田 峰布子氏

大手電機メーカーのプロダクトデザイナーを経て、通信事業会社でプロダクトデザイン、UXデザインを統括。その後、グローバルメーカーで日本市場に向けたプロダクトブランディングとマーケティング、PRのマネージャーに。電通入社後は、プロダクト、UI、サービスに精通するビジネスデザインの専門家として活動。iF Product Design Award、red dot design award、グッドデザイン賞など受賞多数。HCD-Net認定 人間中心設計専門家、日本人間工学会認定 人間工学専門家。DENTSU DESIGN FIRM 主宰。

お申し込み

・1名単位でのご受講は「1名受講」
・部門や全社でまとめて受講される場合は「オンデマンド研修」
・体系的な研修企画には「部門研修を計画する」が役立ちます。

料金プラン

1名単位でのご受講におすすめ

1名受講 オンデマンド講座おすすめ
1名から受講できる
お申込み日から14日間視聴可能
受講料
59,000
(税込 64,900円)

講座概要

受講形態

宣伝会議オンライン内でオンデマンド配信。
お申込日から14日間視聴可能。
視聴期間内であれば、ご自身の自由なタイミングで視聴できます。

受講方法

宣伝会議オンラインにログイン後、マイページの「オンライン講座を見る」に進むとご視聴いただけます。

講義資料

レジュメなどの講義資料は、動画視聴画面からPDF形式でダウンロード可能です。

視聴に関するご注意

受講には、実際に視聴される方のマイページ登録が必要です。申込者とは別の方が視聴する場合は、個別にお申し込みください。
※同一IDでの複数人視聴・上映などは禁止されています。
※本講義には質疑応答はありません。

※受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。
※お申込み後のキャンセルは原則承っておりません。
※教室・オンラインライブ講座は、個人申込の場合、受講料について開講前のご入金を原則とさせていただいております。
※オンデマンド講座は、お申し込み後すぐに受講案内メールをお送りしており、メール受信後、ご視聴いただけます。 そのため、視聴の有無に関わらず、お申し込み後のキャンセルは一切、承っておりません。
詳しくは、特定商取引法に基づく表示をご覧ください。

人数無制限・年間割引プランもございます

部門研修を計画する

チケットを利用する

この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約8割引におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。
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