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PROFILE

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東京藝術大学美術学部デザイン科卒。外資系広告代理店にてアートディレクターとして活動した後、よりブランディングに深く関われる環境を求めて楽天グループ入社。
楽天全社のロゴリブランディングや、FCバルセロナなどのスポーツスポンサーシップにおけるブランド露出デザインリードを行う。
2018年、デザイン面からブランド力強化を担う組織として設立された、楽天デザインラボへ参画。同組織のマネージャーとして、コーポレートフォント「Rakuten Font Family」などのグループ全体のためのブランドアセットの開発指揮をしつつ、楽天モバイル/楽天カードなどのグループ内個別事業との連携・協働を推進。

ゲスト講師:楽天モバイル ブランドクリエイティブ部 クリエイティブ課 マネージャー/クリエイティブディレクター 
細谷良平 氏

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講座概要

個性をひとつに。—— 楽天の数多い事業に統一感を持たせる、デザイン戦略の舞台裏。

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多様なサービスが共存する楽天グループにおいて、統一されたブランド価値を伝えつつ、各事業の個性を最大限に活かすには何が必要か。ブランド全体と個別の事業の間で起こるジレンマを乗り越える思考法と、実践を支える具体的な仕組み。河上洋樹氏が率いるデザインラボが試行錯誤しながら構築してきた「両立の技術」を、豊富な実例とともに解説します。

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本講座で身につけるポイント

STEP01 守 優れたアイデアを生み出す 発想の型を習得する

「ルール」が、自由な発想を導く。

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創造性は自由だけでは育たない。楽天デザインラボが実践するのは、「ブランドガイドライン」という制約を前提に、それでもなおユニークなアイデアを生み出す仕組みです。
形式やトーン、ルールが明確だからこそ、越えてよいラインが見える。優れた発想を促す“枠の設計”と、その中で光るアイデアの生み出し方を学びます。統一感を保ちつつ、事業独自の物語を立ち上げる方法は、複数のブランドやチームを束ねるうえで、大きなヒントとなるはずです。

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STEP02 破 事業を成長に導くトップクリエイターの 思考法を習得する

全体最適と事業推進を両立する思考術

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全社ブランドと事業独自のニーズ。両者の緊張関係を解きほぐし、両立させるために必要なのは、ビジュアルの工夫だけではありません。
河上氏が実践してきたのは、各事業との丁寧な対話を通じて、HQの方針を事業の中に浸透させ、同時に事業の課題をHQへフィードバックするという“循環型”のクリエイティブマネジメント。組織と顧客をつなぎ直すデザインの視点を、ブランド推進の実務に活かす方法をひもときます。

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STEP03 離 自身の専門分野を軸に越境し 領域を拡張する開拓技術を習得する

デザインの力で、組織を横断する

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楽天グループの中で、Web、広告、店舗など多様なタッチポイントに一貫性を持たせる河上氏の仕事は、単なる“デザイン業務”を超えています。ブランドアセットの構築から、組織間の橋渡し、現場の理解を深める対話まで、領域を横断してブランドの価値を形づくっていく。
その実践は、専門性を足場に越境し、組織の真ん中で価値を創るすべての人にとってヒントとなるでしょう。デザイナーという枠を越えた開拓者の思考に触れます。

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カリキュラム

時間

講義内容

約90分

統一感と個性を両立するデザイン戦略

第一部 【統一感:コーポレート視点】楽天のブランド戦略
1.ハウスオブブランズ戦略とブランデッドハウス戦略
2.ブランドガイドラインとブランドチェック
3.ブランドアセットのクリエイティブ事例

 (1)Group Brand Asset :ロゴ、アイコン、書体、イラストシステム
 (2)Corporate Brand Creative:楽天球場、楽天オプティミズム、佐藤可士和展のインスタレーション、オフィス空間
 (3)Business Brand Creative

第二部 【個性:事業視点楽天モバイルのクリエイティブ】
1.楽天モバイルについて、体制紹介
2.楽天モバイルらしさとは
3.クリエイティブ管理について(事業部内)
4.クリエイティブ管理について(グループとの整合性)

第三部 【統一感と個性の両立】
1.デザインラボとブランドチームはどういうふうに連携をとっているのか?
2.楽天ブランドってどうなっていくんでしょう?
3.HQの方針が事業の考え方と一致しないようなシチュエーションにどう対応するか
4.事業サイドでもブランドチェックを推進されていますが、どんな苦労/苦戦をしていますか
5.店頭クリエイティブはどういう考え方で展開を行っているのでしょうか
6.アートディレクターとしての役割をモバイル事業内へ浸透させていく際の苦労はどんなものがありましたか
7.Web、店舗、グラフィックなどの複数のタッチポイントで統一感を保っていく際のコツはありますか
8.事業サイドの個性ってなんですか?

チケットを利用する

お申し込み概要

クリエイティブライブラリー河上洋樹編

開講日

⚪︎ Webでのお申込み後すぐに視聴を開始できます。(視聴期間14日間)

 ※ お申込み後メールにて受講方法をご案内します。
 ※ 視聴期間の終了は終了日の23:59までとなります。
 ※ 視聴期間中の一時中断・再開が可能です。 繰り返しの視聴もできます。

注意事項

【受講上の禁止事項】
本講義は、オンライン配信講義となります。ご受講はお申込み者限りとしており、複数名での受講の場合、人数分のお申込みが必要です。お申込者には、宣伝会議IDを通じて視聴環境をご提供しております。同一IDでの複数人での視聴・社内上映などは固くお断りしております。会議室等で複数人が視聴する上映会は、著作権法第22条の2に定められている権利者の「上映権」を侵害する無断上映=違法行為となります。違反行為が発覚した場合、法的対応を含む、しかるべき措置を取らせていただきます。複数名受講には、人数分のお申込みか、オンデマンド研修(人数上限100名プラン)をご利用ください。

【受講上のご案内】
・講義は宣伝会議オンライン上でご視聴いただきます。該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください。
・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。
・本講義には質疑応答はございません。・受講は申込者本人に限ります。他人に貸与・譲渡することはできません。
・お申込み後のキャンセルは原則承っておりません。詳しくは、特定商取引法に基づく表示をご覧ください。

受講価格

【1名受講】
20,000円(税込 22,000円)
※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます

【オンデマンド研修(人数上限100名)】
550,000円(税込 605,000円)
※申込金20%を含みます

講師紹介

河上洋樹 氏

楽天デザインラボ

インハウスデザイナー

河上洋樹 氏

東京藝術大学美術学部デザイン科卒。外資系広告代理店にてアートディレクターとして活動した後、よりブランディングに深く関われる環境を求めて楽天グループ入社。楽天全社のロゴリブランディングや、FCバルセロナなどのスポーツスポンサーシップにおけるブランド露出デザインリードを行う。2018年、デザイン面からブランド力強化を担う組織として設立された、楽天デザインラボへ参画。同組織のマネージャーとして、コーポレートフォント「Rakuten Font Family」などのグループ全体のためのブランドアセットの開発指揮をしつつ、楽天モバイル/楽天カードなどのグループ内個別事業との連携・協働を推進。

【ゲスト講師】 細谷良平 氏

楽天モバイル

ブランドクリエイティブ部 クリエイティブ課 マネージャー/クリエイティブディレクター

【ゲスト講師】 細谷良平 氏

デザインエージェンシーでデザイン制作業務を経験したのち、スタートアップのインハウスデザインチームを牽引。 VI策定、WEBサイト制作、店頭チャネルのツール制作、製品のインダストリアルデザイン、アプリのUIデザイン等、所属企業のすべてのアウトプットをマネージした。 楽天モバイル入社後も同様、各種キービジュアルの策定からデザイン品質管理、CI監修まで楽天デザインラボと並走しながら楽天モバイルのクリエイティブを牽引。また、楽天グループで定めるブランドガイドラインを事業特性に合わせて最適化した「楽天モバイル デザインガイドライン」の策定も行いながら、各タッチポイントにおける掲出コントロールを推進中。

開講の背景

クリエイティビティを次世代に継承する

いつの時代においても、優れたクリエイティブは人々の心を捉え、動かしてきた歴史があります。この歴史と一流クリエイターの考えは、これからの未来に継承していくべきものです。

今までは、一部、書籍や専門誌の形で発行し、流通され、また図書館に収集、保管されることで、後進の者が目にし、読むという行為がほとんどでした。それも、お名前や作品に触れる機会があっても、作品以外の知見やお考えに触れる機会がほとんど無く、それが失われることは、未来のクリエイティブのために、大きな損失ではないか、と考えました。

後世にその知見や技術を継承していくために、今回、「ブレーンクリエイティブライブラリー」という名称で、活字や図版だけでは伝えきれないものを映像で残し、クリエイターの肉声に基づき、現在のメディア環境にあった映像コンテンツとして作成し、いつでも、どこでも受講できる講座として未来に向けて配信いたします。

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