PROFILE

1984年生まれ。08年武蔵野美術大学基礎デザイン学科在学中に株式会社TYMOTEを設立。13年にクリエイティブアソシエーションCEKAIを設立。
動的なデザインを軸に、モーショングラフィックスから実写映像監督、また、チームビルディング型のクリエイティブディレクションを得意とする。
2020年にはオリンピック・パラリンピック大会史上初となる「東京2020 動くスポーツピクトグラム」の制作を担当。開会式典ではVideo Directorとして参画し、同大会のドローン演出3Dアニメーションも制作している。 主な受賞歴に2014東京TDC賞、D&AD2015yellow pencil、NY ADC賞2015goldなど。
京都芸術大学客員教授、武蔵野美術大学非常勤講師。

講座概要
映像デザインは、時間軸を伴う体験を編む仕事

ISSEY MIYAKEやGoogle、NIKEなどのグローバルブランドと共創を続ける井口皓太氏が、「動くピクトグラム」に代表される代表作を通じて語る、映像とブランドが交わる地点。個人の美意識と組織の文脈をつなぐ“翻訳者”としての仕事術、そしてこれからのクリエイティブの可能性とは?情報が飽和する時代に、共感と普遍性を両立するための指針を探ります。

本講座で身につけるポイント
STEP01 守 優れたアイデアを生み出す 発想の型を習得する
動きを“翻訳”することで、体験が生まれる。

アイコンやピクトグラムのような「記号」も、動きや時間軸を加えることで新しい意味や感情が生まれる——その発想が、数々のプロジェクトに革新をもたらしてきました。
「止まっているものに映像で命を吹き込み、瞬間を解凍する。」井口氏は、映像に特化したビジュアルの創造だけでなく、言語化しづらい“感覚”を視覚と時間に落とし込む技術をもっています。
本講座では、その思考の構造を紐解き、抽象から具体への“翻訳”がアイデア創出につながる道筋を学びます。

STEP02 破 事業を成長に導くトップクリエイターの 思考法を習得する
共創から始める、ブランドの“骨格”づくり。

NIKEやUNIQLOなど、世界的ブランドと数多くの共創実績を持つ井口氏。デザインを単なる演出としてではなく、企業の「哲学」や「未来像」を具現化する骨格として捉えています。その思考は「受託」の枠を超え、企業と伴走しながらビジョンを共に描くもの。ブランドの深層に潜るリサーチ、パートナーシップの築き方、そして自らの“作り手としての心得”を語ります。

STEP03 離 自身の専門分野を軸に越境し 領域を拡張する開拓技術を習得する
“映像”を軸に、職能も組織も越えていく。

映像デザインという専門領域を出発点に、井口氏は組織(CEKAI)、教育、都市、社会課題と、多様な文脈へと活動を拡張しています。
時代と共に変化する“ものづくりの生態系”をいかにサバイブし、仲間とともに価値を生み出すか。本講座では、複数領域を横断する実践者としての視点から、肩書きを超えて機能するクリエイティブの在り方と、それを可能にする仕組み=“エコシステム”の構築について掘り下げます。

カリキュラム
時間 | 講義内容 |
約195分 | 「映像デザイン、時間軸を持った体験をつくる仕事 1.私とその環境 2.ミクロとマクロ 3.映像デザイナーの仕事 4.共感≒普遍 5.パートナーとの関係の築き 6.二〇二〇以降のクリエイティブ |
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お申し込み概要
クリエイティブライブラリー 井口皓太編
開講日 | ⚪︎ Webでのお申込み後すぐに視聴を開始できます。(視聴期間14日間) |
注意事項 | 【受講上の禁止事項】 |
受講価格 | 【1名受講】 |
講師紹介

映像デザイナー/クリエイティブディレクター
井口 皓太氏
1984年生まれ。08年武蔵野美術大学基礎デザイン学科在学中に株式会社TYMOTEを設立。13年にクリエイティブアソシエーションCEKAIを設立。動的なデザインを軸に、モーショングラフィックスから実写映像監督、また、チームビルディング型のクリエイティブディレクションを得意とする。2020年にはオリンピック・パラリンピック大会史上初となる「東京2020 動くスポーツピクトグラム」の制作を担当。開会式典ではVideo Directorとして参画し、同大会のドローン演出3Dアニメーションも制作している。 主な受賞歴に2014東京TDC賞、D&AD2015yellow pencil、NY ADC賞2015goldなど。 京都芸術大学客員教授、武蔵野美術大学非常勤講師。
開講の背景
クリエイティビティを次世代に継承する
いつの時代においても、優れたクリエイティブは人々の心を捉え、動かしてきた歴史があります。この歴史と一流クリエイターの考えは、これからの未来に継承していくべきものです。
今までは、一部、書籍や専門誌の形で発行し、流通され、また図書館に収集、保管されることで、後進の者が目にし、読むという行為がほとんどでした。それも、お名前や作品に触れる機会があっても、作品以外の知見やお考えに触れる機会がほとんど無く、それが失われることは、未来のクリエイティブのために、大きな損失ではないか、と考えました。
後世にその知見や技術を継承していくために、今回、「ブレーンクリエイティブライブラリー」という名称で、活字や図版だけでは伝えきれないものを映像で残し、クリエイターの肉声に基づき、現在のメディア環境にあった映像コンテンツとして作成し、いつでも、どこでも受講できる講座として未来に向けて配信いたします。
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