第1部　

ロングテールとデータ活用をこえて
～ 人々の「個」化と、データの多様化、
それが導く機械との新しい関係

モバイルやIoTによるインターネットの発展により、私達は「ロングテール時代」の新段階に突入しています。人々は「クラスタリング可能な集団」から「自由に解き放たれた個人」へ変わり、その嗜好も多様化。それに伴い、システムやデータの巨大化が生じています。それらに応じてサービスも進化を続けていますが、次なる課題もまた見え始めています。本講演では、データ活用の事例とともに今起きている変化と挑戦について話します。

【講演者】 楽天株式会社 執行役員 兼 楽天技術研究所 代表 森 正弥　氏 楽天株式会社 執行役員 兼 楽天技術研究所代表、情報処理学会アドバイザリーボードメンバー、IT協会ビッグデータ活用コンソーシアム副委員長。2013年日経BP社 IT Pro にて「世界を元気にする100人」に、日経産業新聞にて「40人の異才」に選出。著作に「ウェブ大変化 パワーシフトの始まり」（近代セールス社）がある。

第2部　

ビッグデータの活用がお客様の競争優位をつくる
～ライバルに差をつけるデータ活用～

ソーシャルメディアやGPSデータの普及など従来にも増して「顧客」に関するデータの種類は増大し、活用する機会も増えてきました。
企業にとって日々生み出されるビッグデータは新たな天然資源であり、その扱いには（石油のように）精製力が問われます。
当講演ではそのデータから深い知見と最適なアクションを予測する分析ソリューションを様々な企業の事例をとおしてご紹介します。

【講演者】 日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業本部 ビジネス・アナリティクス事業部 SPSSテクニカルセールス 西牧 洋一郎　氏 1999年 エス・ピー・エス・エス（株）入社、セールスコンサルタントとして、大手企業を中心にデータ分析ソフトウェアの導入を支援する。2006年よりテクニカルセールスとして技術部分からの支援。 2010年よりIBMのSPSS統合に伴いIBMソフトウェアグループでビジネス・アナリティクスのソリューション提案に従事。

第3部　

実践！ ビッグデータ活用のポイント
～ケーススタディでみるビジネスへの適用～

ここ数年、「うちにあるデータを使って何か分析が出来ないか」「ビッグデータ解析をやってみたいんだけど」といったお話をよく頂きます。
分析は重要ですが、無目的な分析では効果は限定的といえます。
では、ビッグデータを業務課題の解決やビジネス目的達成につなげるためには、何が必要なのでしょうか？

実際にビッグデータ解析をビジネスに活用する際のポイントを、ケーススタディ形式でご紹介します。

【講演者】
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
西日本システム技術第2部 部長補佐/コンサルタント
三塚 明

1997年ころより、出店計画や広告配布最適化などのエリアマーケティングを中心にデータ分析に携わりはじめる。
以降、商品分析や顧客分析なども含めたデータ分析と、ナレッジ・情報共有やプロセス改善などのソリューション提案ならびにコンサルティング業務に従事。