NY、LAなど米国で活躍する講師陣が登壇!
海外で今まさに議論されている「激変する社会環境の中でブランドがとるべきアクションとコミュニケーション」。
これらのラーニングをいち早く押さえ、今後日本でも注視されるブランドコミュニケーションの在り方に先手を打つ。
・無視できないセンシティブな社会問題に対して、企業としてどのようなメッセージを発すればいいの?
・社会問題に切り込んだ表現は、何が好かれ、何が批判の対象になるの?
・これからの企業・ブランドに求められるコミュニケーションって?
社会が目まぐるしく激動している2020年。これまでも、一部の企業による社会問題に切り込んだコミュニケーションやキャンペーンは実施されてきたものの、昨今では、企業・ブランドがそういった問題に対して沈黙を貫くことを良しとしない風潮すら出てきています。しかし、見方を変えると、人の気持ちが目まぐるしく変化するなかで、企業・ブランドは、発信の仕方や寄り添い方次第で、共感、信頼を得ることができると言えます。いま、多くの企業が、会社・ブランドとして何を言うべきか、そしてどんな行動をすべきか、真剣に議論を重ねています。
また、いま明らかになっている問題以外にも、水面下にはあらゆる社会問題が潜んでいます。インターネットの普及により国境という概念が薄れてきたこの時代には、世界のどこかで起こったことがスマホ1台でまたたくまに拡散され、世界的にインパクトを与えかねません。そういった事態に企業やブランドは、グローバルを意識して立ち位置をはっきりさせ、行動することが求められています。
本講座では、COVID-19のみならず、人種差別問題で揺れる米国から、今企業やクリエイターが直面していること、議論していること、そしてそのアクションによる発見をいち早く学びます。今こそ、アイデアでソリューションを与えることができるクリエイターやマーケターが貢献できること、そしてそのアイデアのヒントになる海外の実態をお伝えします。
時間 | 講義内容 |
第1部(60分) レイ・イナモト氏 ×曽原 剛氏 |
ストーリーテリングからトラストビルディングへ
・米国のブランドが社会問題に対して行ったコミュニケーションの成否 ・ユーザーからの肯定的/批判的な反応を分けた要因 ・パーパスとアクション ・今、クリエイターに求められていること ・日本企業もグローバル視点が必要な理由 (※6月9日に実施したオンラインイベントSIMCにてダイジェストを配信した対談を完全版でご覧いただきます) |
第2部(60分) マッキャンNY |
NYの事例から学ぶ 新時代のコミュニケーションとクリエイティブ
・Black Lives Matterがブランドのコミュニケーションに与えた影響 ・コロナ禍やBlack Lives Matterの動きからNYで支持を得たブランドのスピーディーな企画 ・ユーザー制作コンテンツの活用 ・ダイバーシティを踏まえたこれからのクリエイティブ表現 |
第3部(70分) 川村 真司氏 |
リミテーションから生まれるクリエイティビティ~ウィズコロナ時代のクリエイティブについて海外事例から学ぶ~
・コロナウイルスがブランド価値に与えた影響 ・クリエイティブアイデア発想 ・これからの企業コミュニケーションを考える際に必要な視点 ・コロナ禍の海外事例を解剖 |
レイ・イナモト氏
I&CO ファウンディングパートナー
Creativity誌「世界の最も影響力のある50人」に選ばれるなど、NYを拠点に世界で活躍するクリエイティブディレクター。ナイキ、グーグル、ユニクロなどの戦略立案と実行をリード。2016年にI&COをローンチ。2019年に東京オフィスを開設。
曽原 剛氏
Death of Bad クリエイティブディレクター
1999年博報堂入社。コピーライターとして7年間在籍したのち、2006年にロサンゼルスのTBWAに移籍。Appleや日産など数多くの有名企業のクリエイティブを手掛けた。その後、2014年に日本に帰国し、J. Walter Thompson Japan のエグゼクティブ クリエイティブ ディレクターに就任。2018年には、ロサンゼルスのTBWA\Media Arts Lab時代の同僚、ジョン・ランカリック氏と共同でクリエイティブスタジオ「Death of Bad」を立ち上げた。
Sean Bryan氏
マッキャンNY Co-Chief Creative Officer
2004年、ジュニアクリエイティブだった25年前からクリエイティブパートナーシップを組んでいるトム・マーフィーとクリエイティブディレクターとしてマッキャンニューヨークに入社。2012年にトムと共に現職の共同チーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任。共同CCOに就任してからマッキャンニューヨークのクリエイティブ賞の受賞数は年々増加している。2019年には、マッキャンニューヨークのけん引により、マッキャン北米が北米における最も効果的なエージェンシーネットワークに選ばれる。また、マッキャンニューヨークは、カンヌライオンズにて、世界でNo.2の単独エージェンシーに輝いた。この4年間においては、毎年20を超えるカンヌライオンを受賞している。
Jen Andrews氏
マッキャンNY Creative Director
1993年米ミシガン大学卒業。同年来日、1996年にマツダ株式会社広島本社に入社、広報部に勤務。1998年ヒルアンドノウルトン東京に2年勤務。アメリカに帰国後、JWT、DIGITAS、mcgarrybowen、そしてGREY NEW YORKでクリエイティブ ディレクター・コピーライターとして活躍。2020年1月、マッキャンNYに入社、「ウルタビューティー」を担当。CANNES LIONS ゴールド、シルバー、ブロンズ、THE ONE SHOW ブロンズ、電通賞 グランプリ、EFFIE シルバー、ブロンズ、D&AD WOOD PENCIL,CLIO シルバー、LIA シルバー、CRESTA AWARDS グランプリ、ゴールドなど多数の広告賞を受賞。
坊坂 夏子氏
マッキャンNY Creative Director
神奈川生まれ、1991年渡米。アート大学プラット・インスティテュート2003年卒業後、グレイグループのニューヨーク支社ビューティーグループに2004年入社。アートディレクター、クリエイティブディレクターとして、多様なビューティー系のクライアントに携わる。P&Gのパンテーン、カバーガール、コティ、レブロンなど。2019年からマッキャンニューヨークで、ロレアルパリのクリエイティブディレクターとしての現職に就任。CANNES LIONS ゴールド、シルバー、ブロンズ、THE ONE SHOW ブロンズ、D&AD WOOD PENCIL,EFFIE ブロンズ、CLIO シルバー、LIA シルバー、CRESTA AWARDS グランプリ、ゴールドなど多数の広告賞入賞。
南 咲耶子氏
マッキャンNY Art Director
岩手県生まれ、アメリカ、香港、シンガポールで育ち、2015年の5月に米サバンナ芸術大学(Savannah College of Art and Design)を卒業。翌年コロラド州の広告代理店TDA Boulder に入社し、3年半の間、広告とデザインの様々な仕事に携わる。2019年の夏、マッキャンNYに入社し、「MGMリゾート」「富士フィルム USA instax」「ライソール」など複数クライアントを担当。
川村 真司氏
Whatever Inc. Chief Creative Officer/Co-Founder
Whateverのチーフクリエイティブオフィサー。東北新社と共同出資して設立した、WTFCのCCOも兼任。Whatever合流前はクリエイティブ・ラボPARTYの共同創設者/エグゼクティブ・クリエイティブディレクターと同時にPARTY NYのCEOを兼任し全てのグローバルビジネスを担当。数々のブランドのグローバルキャンペーンを始め、プロダクト、テレビ番組開発、ミュージックビデオの演出など活動は多岐に渡る。カンヌ広告祭をはじめ数々の賞を受賞し、アメリカの雑誌Creativityの「世界のクリエイター50人」やFast Company「ビジネス界で最もクリエイティブな100人」、AERA「日本を突破する100人」などに選出されている。