「クライアント」と「社会」の双方の利益を生み出す企画の本質と提案の流れを学びます。
モノ売りから提案営業、そしてSDGs提案へ
SDGsは、持続可能な世界を作るために各国政府、各企業が2030年までに達成すべき目標として、認知が広がっています。広告会社をはじめとした、ビジネスパートナー企業にもその理解が求められつつあります。かつてより営業担当は、企業の御用聞きや伝書鳩型の営業から、クライアントの課題をあぶりだし、解決方法を提案する提案型営業が良しとされてきました。しかし、企業の持続発展にSDGsの考え方が重要な役割を果たしつつある時代においては、社会の潮流とクライアントのビジネスに対するバランス感覚を身に付ける必要があります。クライアントに伴走するために必要なSDGsの導入、推進、実戦を理解できている広告会社はまだ少ないのが現状です。
「クライアント」と「社会」を見る バランス感覚が必要
多くの企業がSDGsに取り組み始めた影響で「本質を理解せずに即物的な提案を求められる」など、SDGsの理解には企業差が表れています。広告関連会社には、こういったクライアント社内に眠る課題を解決する力が期待されています。しかし、例えば流通の過程などで環境に負荷をかけ、クライアントだけを利するような企画は、持続可能な発展を目指している現代社会の潮流と逆行する動きであり、ブランドイメージを大切にする取引先や、社会問題に関心のある消費者などのステークホルダーから忌避されかねません。そこで宣伝会議では、上記のような問題を解決し、事業会社のSDGsに対する取り組みを、広告関連会社がサポートするために必要な、SDGsの企画から提案までを学ぶ「広告関連会社のためのSDGs実践講座」を開催いたします。
時間 | 講義内容 |
10:00-12:00 |
SDGsの概要と考え方 ・SDGsに対するメディア/生活者の分析 ・ワークショップ1(各業界の動向とクライアントのステータス) ・ワークショップ2(自社での取り組みと提案への障壁) |
13:00-15:00 |
クライアントの課題解決とSDGs ・クライアントのニーズ ・SDGsとビジネス ・社会課題に即したアイデア ・ワークショップ(模擬提案) |
15:20-17:20 |
先進事例から読み解く未来 ・サステナブル・ブランドの考え方 ・世界のブランドが見ている未来 ・サステナブルで生きていく広告関連企業事例 |
間宮 孝治氏
株式会社電通 PRソリューション局 事業開発部
「電通 Team SDGs」/
「新!ソーシャルデザインエンジン」事務局長
小幡 道子氏株式会社電通 PRソリューション局 事業開発部
統合マーケティング・ストラテジスト
PRプランナー
鈴木 紳介氏
Sustainable Brands
JapanCountry Director
株式会社博展