【大学生向け】 2021年採用向け広告界就職講座 プランニング力養成コース

講座について

特別な2段編成。プランナーの真髄、企画の立て方をを知る講義編と実際に行う企画提案で、就職活動のみならず実務でも通用する思考法と提案力を身に付きます。

開講の背景

広告会社の企画職には「広告ビジネス全般」の広範な知識と、先見性と具体性とに裏打ちされた「的確な判断力」が求められます。対して学生の就職活動で行いがちなのは「コミュニケーション力」や「熱意」のアピールです。しかし、実際に見られているのは上述の能力の判定のための「広告企画の理解」「時代を武器にできる力」です。ここは鍛えるのが難しいため、準備できている学生とそうでない学生との差がつきやすく、結果、内定への差となって現れます。また、この能力が問われることが1次選考以降の後段階であることもあり、後発的な対応が難しい分野でもあります。ここを本講座では重点的に対策を講じます。

学ぶポイント

広告業界ならではの企画の立て方を知る

商品やサービスを作り販売している会社と広告会社との違いはどこにあるのでしょうか？その答えの1つに、広告会社は商品やサービスを知ってもらい好きになってもらうための「状況を作る」プロフェッショナルということです。そのために、広告会社に属するプランナーやマーケッターには、一般の事業会社とは異なる強みを持っておく必要があります。上述の「状況を作る」ために「生活者視点」と「幅広い知見」この２つを武器に広告コミュニケーションを立案できることがその強みとなりますが、その方法論を講義ではお伝えします。

プランナーに必要な設計力

広告会社の仕事は、自分がやりたい！と思って始まるのではなく、オリエンテーションという情報を受け取る場から始まります。しかし、既にそこから勝負は始まっています。最終的にどう商品とサービスを認知し購買に繋げるか、そのプランを抽象的な言葉遊びではなく、明確なロジックに基づいて設計できる力が随所に必要とされます。そこで、本講座ではプロがどう企画を立て、そして成果を出しているのか、その思考プロセスを学び、実務への成果に繋がる方法論を体得します。この設計プロセスを学ぶことは、実務で活躍する際のベースともなり、社会人としての成果を支える土台にもなります。

時代を捉える力

良い広告コミュニケーションとそうでないコミュニケーションの差は何か、それは作る人の単なる「想像上の人物像」をイメージしたられたものではなく、しっかりと今を生きる人々を捉えて作らています。この「捉える」という行為を、一流のプランナーであるほど大事にします。人々が何を想い、何を考えているのか、同時に世間の流れも頭に入れることで、的確に響くプランを構築できるようになります。そのため、実際の面接や選考の場では「今後、▲▲という現象はどうなると思いますか？」や「■■というメディアはどう変わっていくと思いますか？」という問いが投げかけられます。それに対して単なる感想や、どこかから聞いた情報を言うのではなく、自分なりの「時代の流れを捉えた発言」ができるかどうかが選考に残る鍵となるのです。

課題解決力

広告業界が他の業界と最も異なる点の１つに、具体的な「商品」がある訳ではなく、その人のアイデアや発想自体が商品になるという特徴があります。そのため、激しく求められるもの、それが「本質的な課題解決力」です。単に「バズるためにSNSを活用しよう！」や「ちょっと意外な広告をやったら面白いなんじゃない？」のような課題解決に直結しないアイデアではなく、明確に商品やサービスを成功させるための「コンパス」を創り出す力が必要です。講義では、実際に世間を驚かし、そして成果を出した企画からそのエッセンスを学びます。

受講対象

• 広告業界や各種業界で企画職として活躍したい方
• 採用選考で出される「企画の設問」についてしっかりと考えられる力を身に付けたい方

カリキュラム

講師紹介

藤本 耕平氏
「つくし世代」著者
東北芸術工科大学非常勤講師
若者研究マーケッター
1980年生まれ。一橋大学卒業後、2002年にADKに入社。入社から現在まで、14年間マーケティング業務に従事。担当クライアントは若者をターゲットとしたブランド中心。情報感度の高い学生メンバーで構成する若者研究部隊「ワカスタ」を創設し、リーダーを務める。著書に『つくし世代「新しい若者」の価値観を読む』(光文社新書)、『「つくす」若者が「つくる」新しい社会』(ベスト新書)。受賞歴にカンヌライオンズ2010、スパイクスアジア2011ほか。

白土 謙二氏
元電通特命顧問
1977年電通入社。以来約20年間、クリエーティブ・ディレクター、CMプランナー、コピーライターを勤める。あらゆる領域を戦略と表現の両面から統合的なコンサルティングを行う。97年インタラクティブ・ソリューション・センター局長。電通初のインタラクティブメディアを使ったマーケティング・コミュニケーション開発を行う。2000年プランニング・プロデュース局長。社会的な課題の解決を行う、ソーシャル・マーケティングを研究・提案。01年よりコミュニケーション・デザイン・センターエグゼクティブプランニングディレクター。社会的な課題の解決とブランディングを結びつけた、21世紀型のブランディング手法や、企業の経営・事業課題をこれまでにないストラテジックプロセス・デザインという視点から統合的に解決するコンサルティングを開発、実践している。戦略担当執行役員を経て、13年より特命顧問。15年に同社を退社後、今までの実績と経験から、広告とは異なる多方面の領域で活動。

畑中 翔太氏
博報堂ケトル
クリエイティブディレクター／プロデューサー
2008年博報堂入社。プロモーション局に配属後、2012年より博報堂ケトルに参加。アクティベーション領域を軸に手段とアプローチを選ばないプランニングで、「人を動かす」統合キャンペーンを数多く手掛ける。これまでに7つのグランプリを含む、国内外150以上のアワードを受賞。Cannes Lions 2018 審査員、ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS 2020 審査員、2018 クリエーター・オブ・ザ・イヤー メダリスト。主な仕事に、地方創生プロジェクト「絶メシ」、Y!mobile「恋のはじまりは放課後のチャイムから」、AEON「BLACK FRIDAY」、POLA「Call Her Name」、筑波大学附属高校「Eye Play the Piano」など。

池田 昂平氏
TBWA\HAKUHODO
コンテンツプラナー
1991年生まれ。人が自分であることを誇りに思えるための映像、コンテンツ制作を行う。SNSに特化したコミュニケーションをカルチャー目線で開発し、PR方法を前提にした事業、サービスを展開。10代に絶大な人気を誇るコンテンツで、2018年上半期、国内でバズったトレンド動画1位に輝く。過去6年間に3000本以上のYouTube動画を制作し、累計再生数は8億超。Tiktok施策では2億。また、芸能プロダクションでは、タレントの商品価値を高めるためのブランディング、教育を行い、海外11カ国での興行を成功。日本有数のコンテンツクリエイターとして、国内外の多数のメディアに作品が取り上げられている。

田中 正人氏
電通ライブ
2012年入社。これまでに民間企業のプロモーションや地方自治体による地域活性化関連事業を担当。現在は官公庁関連事業をメインに調査分析からイベント企画プロデュース業務まで幅広く従事。

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