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講座について
これからの海外でのマーケティング活動に置いては、単にこのような環境の中では、商品の仕様変更や、プロモーションのメディアプランニングを変える、といった「4Pの一部」だけを変更するのではなく、4P全体を、現地にあわせてカスタマイズすることが求められます。例えば、「文化」「言語」「宗教」「慣習」など、日本では見知ることがない、現地の事情を反映させるといったことが重要です。しかし、進出地ごとに、全てを個別にカスタマイズすることは現実的ではありません。机上の空論で終わらず、具体的に実務を進めるには、絶対に外してはいけない点について現地化し、その他の点についてはグローバルで標準化するといった方法があります。そのためには、現地化と標準化の分水嶺を見極める判断基準が必要です。そこで宣伝会議は、グローバル・マーケティングにおける最適な戦略を描くために必要な方法論を学ぶ「グローバル・マーケティング実践講座」を開催します。
開講の背景
かつて日本の製品は、その性能と品質から「ジャパン・アズ・ナンバーワン」といわれていました。しかし、世界規模での技術進歩や市場競争が続き、良品で市場を専有するという以前の勝ちパターンが通用しなった今、一部のカテゴリーを除き、グローバル企業や現地企業が各地のマーケットシェアを専有しています。海外市場への参入や拡大は、日本以上にプレイヤーの数が多く、日本の常識が通用しないため、現地に精通した上でマーケティングを行う必要があります。加えて、国内と比べて「圧倒的に認知度が低い」という、厳しい状況からのスタートです。それでも、海外進出・拡大は、国内の人口動態が減少する日系企業にとって、避けることができない状態になっています。
受講対象
- 企業でグローバル・マーケティングに関わる、経営企画、事業部、マーケティング、海外などの部門の方
カリキュラム
時間 |
講義内容 |
13:00-14:00 |
グローバル・マーケティングの全体像
・グローバル・マーケティングのステップと注意点
・進出地の選定
・課題解決を目指す
・ボリュームゾーンを理解し顧客を明確にする
・異文化理解のポイント
・短くシンプルな理念とコンセプトを定める
・展開製品を決める
・現地化と標準化の長所を融合する
・事例解説
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14:10-15:30 |
進出地のインサイトをもとに4Pを最適化する
・インサイト・リサーチの方法
・調査結果を4Pに反映させる
・製品仕様
・価格
・流通
・プロモーション
・事例解説
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15:40-17:20 |
先行事例に学ぶグローバル・マーケティングの実践知
・グローバル進出のきっかけ
・プロジェクトチームの活動
・マネジメントのポイント
・時系列を経ての発展と拡張
・実体験をもとにした行動TIPS
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講師紹介
木村 健太郎氏
株式会社博報堂
アジア・パシフィック共同チーフクリエイティブオフィサー
グローバルMD推進局局長
株式会社博報堂ケトル
共同CEO/エグゼクティブクリエイティブディレクター
1992年博報堂入社し、初任はマーケティング局に配属。その後、ストラテジーから、クリエイティブ、プロモーション、デジタル、PRまで職種領域を越境した統合型CDのスタイルを確立し、2006年、従来の広告手法やプロセスにとらわれない課題解決を提供する「手口ニュートラル」をコンセプトに、嶋浩一郎と博報堂ケトルを設立。
サントリー「伊右衛門」、トヨタ「86」、「GOOGLE HOME」など、マス広告を基軸としたインテグレートキャンペーンから、ソニー「Recycle Jeans」、グーグル「未来へのキオク」、サントリー「HIBIKI GLASS」など、デジタルやアウトドアを基軸としたイノベーティブなキャンペーン、トヨタ「Loving Eyes」、JMS「HOT DRIVE」、JUJU「Hello Again」などの映像作品まで、幅広い得意技で、人を動かすアイデアを沸かせて、世界を沸騰させるキャンペーンを実現してきた。
2017年から、博報堂のアジア地域のクリエイティブやプランニングのスタッフを統括するチーフクリエイティブオフィサーを兼任し、さまざまなクライアントのグローバル展開をリードしている。
これまで8つのグランプリを含むさまざまな国内外の広告賞を受賞し、カンヌライオンズチタニウム&インテグレート部門審査員、アドフェストプロモ&ダイレクト部門審査員長、スパイクスアジアデジタル&モバイル部門審査委員長など、25回以上の国際広告賞の審査員経験を持つ。海外での講演も多く、2013年、2014年、2015年、2018年カンヌライオンズ公式スピーカー。
趣味は、バックパックひとり旅、ピアノ、テニス、ゴルフ。共著に「ブレイクスルー ひらめきはロジックから生まれる」(宣伝会議)がある。
室 健氏
株式会社博報堂
グローバル統合ソリューション局
第1グループ グループマネージャー
2003年博報堂入社。東京大学工学部卒、同大学院工学系研究科修了。自動車、電機、消費財、ヘルスケア等幅広い業界の海外マーケティング経験を持つ。現在はグローバル統合ソリューション局のグループリーダーとして日本企業のグローバルマーケティング戦略、外資系企業の日本市場エントリー戦略を立案している。入社以来コーポレートコミュニケーション、PR業務に携わり、戦略的提携を結んでいるKetchum社と様々なグローバルプロジェクトを推進。その後、エージェンシーのグローバル化にチャレンジすべく社費留学に応募し、14年ミシガン大学MBA修了。帰国後は海外エージェンシーのM&Aをリードした。受賞歴はACCグランプリ、Cannes Lionsシルバー、Spikes Asiaシルバー、JAAA懸賞論文入選等。
佐伯 尚子氏
株式会社博報堂
グローバル統合ソリューション局
ストラテジックプランニングディレクター
2003年東京大学法学部卒業後、日産自動車グローバルマーケティング、McCann Ericksonコミュニケーションプラニング経験を経て2007年博報堂入社。TBWA\HAKUHODOへの出向、2回の出産、夫の海外赴任への帯同などを経て、2016年より現職。自動車、化粧品、食品、消費財等幅広い業界の海外マーケティング経験を持つ。現在は、博報堂が戦略的提携を結んでいるSidleeやBonsey Jadenと協業して、日本企業の海外市場でのマーケティング/ブランド/コミュニケーション戦略策定をメインに、外資企業の日本市場エントリー戦略策定も行っている。著書に、アジア5カ国で展開する「BANGKOK FOR KIDS 365」(Bluetoffee books)。
お申込み
受講形式には、「オンデマンド」「ライブ」「教室」の3種類がございます。
こちらの形式で直近の開催予定はありません。 他の開催形式もご確認ください。
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