カンヌライオンズ、D&AD、One Showなど
プレゼンの勝率の高いプレイヤーほど
アイデアの着想を世界の広告賞から得ている!
広告という概念は4つの領域で大きな転換期を迎えています。1つはビジネスの領域です。広告会社とITコンサル、プラットフォーマーなどのプレイヤーのクロスオーバーが起こっています。広告とサービス、事業の境界線が曖昧になるなかで、アイデア・クリエイティビティがますます問われています。2つ目が広告のプロとアマチュアの曖昧化です。TikTokなどのメディアの発展により、ユーザーが投稿するコンテンツの精度が高まっています。ここで広告のプロとアマチュアを差別化するのが「craft」(広告のプロの腕)です。海外をはじめコロナ以後、制作上の制約にすばやく順応し、優れたcraftの広告がたくさん生まれています。Nikeの「You Can't Stop Us」やバーガーキングの「Cows Menu」などはその一例です。アマチュアのコンテンツと差別化するためにも改めてcraftの重要性が高まっています。
3つ目は戦略領域です。社会活動とブランドを重ねるパーパスを重視した広告も広く知られるようになりました。人々が抱える潜在課題や目を向けてきた問題に対して、自社の存在意義を通して社会に問いかけるブランドが国際的にも高く評価されています。4つ目の最後は新型コロナウイルスの世界的な流行により「すぐれたアイデアの把握」はなされたものの、「そのエレメントを分解して共有する場」はほとんど失われてしまっています。
そこで宣伝会議では、いまの時代に合ったクリエイティブの役割や考え方を、グローバル・アワードより導き出す「カンヌライオンズなどのグローバル・アワードから学ぶ企画力養成講座」を開催します。
Problem1
効率よく、直近の海外広告賞の状況を把握したい
Problem2
パーパスやビジネスインパクトに続く「潮流が」出てくるかどうかが知りたい
Problem3
毎年の受賞作や傾向は知っているが、アウトプットの「質」を高めることにはあまり繋げられていない
Problem4
表面的に見ても分からない「裏側」の仕組み、仕掛けが知りたい
Problem5
予算を掛けないと機能しないではなく、低予算でも「相応の効果」が見込める作品が知りたい
各広告賞の代表的な作品とキーワードから'19年、'20年直近の潮流を読み解く
カンヌをはじめとした海外広告賞の潮流を捉えることは、数年先の日本国内の潮流を捉えることと同義です。コミュニケーションデザイン、ビッグデータ、コンテンツマーケティング、パーパスなど海外広告賞から発信された概念は枚挙にいとまがありません。しかし、その潮流を把握するためには、公式サイトで公開されるリザルトを見るだけでは多くの場合不十分です。その裏側を熟知していなくては実務に活かすことができません。本講座では'19年、'20年に各広告賞の審査を担った講師陣から、直近の広告賞の潮流と根底にある世の中の潮流を学びます。
リザルトから課題、企画のフローへと分解するメソッドを学ぶ
リザルトを見れば誰でも受賞作品を知ることができます。しかしアイデア出しや企画書づくりなどの執務で生かせる人はごくひと握りです。その差は作品の裏側にあるブランドの課題やインサイト、そしてコア・アイデアをかみ砕いて理解できないことにあります。また海外広告賞で高い評価をされている作品でも、予算などの前提が大きく違えばそのまま日本で通用するかは別問題です。そこで本講座では主要な作品だけでなく、講師が厳選した作品の中から日本でも機能することが見込める優良な作品を題材にして、それぞれの企画の要素と成功要因に分類しながら、プランニングやクリエイティブに生かすメソッドを学びます。
今後クライアントから寄せられうるオーダー先取りし、普遍的な企画の作り方を学ぶ
特に'20年は激動と年となりました。まず思い浮かべるのはコロナの拡大により、世の中の広告の受け止め方や、クライアントのニーズも変わってきたことです。企業側の発言に、より実行性を表すパーパスもその1つです。しかし、コロナを経ても「craft」や企画の考え方は普遍であり、むしろ重要性が増しています。講義では、コロナを経て変わっていくクライアントのニーズと、それでもなお普遍的な企画の要素を学びます。
時間 | 講義内容 |
約60分 |
19年20年に評価された広告から見るクリエイティブの潮流と、これから求められる企画スキル ・今この時代に海外のアワードを学び、何をエッセンスとして取り入れるべきなのか ・Cannes Lions , D&AD , One Showなどの海外アワードの特徴 ・日本での仕事への落とし込み方 ・これからクライアントが抱えるコミュニケーション上の課題を予想 |
約60分 |
評価される企画に共通するデザイン視点 ・ソーシャルデザインの潮流 ・いま評価されている作品(Cannes Lions / D&AD) ・企画を生み出す3つのメソッド ・クライアントから求められる前に身に付けておきたい企画デザイン力 |
約60分 |
デジタル広告だけで終わらない、デジタル施策の組み立て方 ・デジタルを活用した作品から学ぶ商品ヒットの法則 ・デジタルを起点にした新しい売り方 / 買い方 ・アイデンティティを可視化する ・「新しい普通」のスクリーンショットが新潮流 ・ブランドが変わるシンボルを作る |
約60分 |
パーパスを基軸に行うPR戦略設計 ・PR部門の評価基準 ・仕事へ落とし込むための「グローバル4P」フレームワーク ・近年の評価軸の一つ「倫理感」 ・アフターコロナで評価されるPR |
約60分 |
ムーブメントを起こすストラテジー ・広告賞から考える世界基準のストラテジックプランニング ・伝わるクリエイティブにするための企画とインサイトの結び付け方 ・アクションを起こさせるストラテジーの組み方 ・日々の企画に活きるストラテジー思考法 |
佐々木 康晴氏
電通
デジタル・クリエーティブ・センター長/エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター
浅井 雅也氏
TBWA\HAKUHODO
グローバルクリエイティブディレクター
林 智彦氏
博報堂
グローバル統合ソリューション局 グローバルUXディレクター
室 健氏
株式会社博報堂
グローバル統合ソリューション局GM
グローバルクリエイティブディレクター/PRディレクター
清水 武穂氏
アクセンチュア インタラクティブ
プリンシパル ディレクター
オンデマンド配信講座