新しいアイデアを生み出す、課題の突破口をひらくといった目的のあるワークショップでは、汎用的な会議のファシリテーション力だけでは通用しない場面があります。多様な関係者を巻き込むだけでなく、「働き方」が叫ばれる昨今では特に、長時間の拘束、何度も開催した結果まとまらない、といった結末は避けたいものです。そこで本講座では、近年注目されているワークショップに特化した、ファシリテーションの技術を学びます。
多様な専門性をもった参加者が集い、議論を交わすワークショップは、新しい商品やサービスのアイデアを出したり、組織を活性化させたり、体験による学習を促したりと、様々な観点で注目されています。しかし、それはうまく設計をしないと「声の大きい人の意見が通る」「アイデアや視野が偏る」といった結果に終わってしまいます。様々な立場の関係者が集まるからこそ、場を設計するファシリテーターが重要な役割を担っています。
・アイデアを生み出す場を促進したい方。
・デジタル×クリエイティブなど、領域の違うチームをまとめる必要がある広告会社、企業の方。
・案件を成功に導くためのプロジェクトマネジメントをする必要がある営業、担当の方。
・社内やクライアントとの打ち合わせで、目的の共有や、当事者意識を高めてほしいと感じる方。
時間 | 講義内容 |
10:00-12:00 |
アイデア発想を促すワークショップの基本と応用 ・ワークショップと会議の違い ・ワークショップの利点 ・事例紹介 ・ダブルダイヤモンドプロセス ・拡散(アイスブレイク/ブレインストーミング/良い問い/リサーチなど) ・収束(KJ法/世界観ボード/キャッチコピー/ペルソナ/カスタマージャーニー) ・ミニワーク |
13:00-15:00 |
実践型研修 ・課題発表 ・実践型研修 ・ワークショップを客観的にみる ・発表 ・講評 ・ワークショップに必要な7つの準備 |
15:20-17:50 |
ファシリテーショングラフィックの基本と実践 ・ファシリテーショングラフィックとは ・ファシリテーショングラフィックのメリット ・活用シーン ・活用例 ・準備物 ・きれいに描くコツ ・様々な記号表現 ・レイアウト/配置 ・ミニワーク |
大家 雅広氏
株式会社博報堂 博報堂ブランド・イノベーションデザイン
ブランドコンサルタント/ファシリテーター
加藤 綾子氏
株式会社博報堂 博報堂ブランド・イノベーションデザイン
ファシリテーター