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宣伝会議の教育講座には、受講形式が複数あります。ご都合に合わせてお選びください。
※それぞれカリキュラム、講師情報などが異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。
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万全の感染対策の整った会場において、対面で、講師による直接指導を受けることが可能です。
新しいアイデアを出す企画会議やプロジェクトマネジメントの進捗会議では、リーダー格の人や発言力の強い一部の人が主導権を握ってしまうことがあります。しかし、それでは出席者の能力を生かした中身の濃い会議にはならず、優れたアイデアが生まれることはないでしょう。
こうした課題を解決するには、特別な研修を通してファシリテーションスキルを身につける必要があります。ファシリテーションスキルとは主に「アイデアを生み出す場を活性化させる」「領域の違うチームのメンバーをまとめる」「会議の目的を共有して当事者意識を高める」ことです。
この「ファシリテーションスキル研修」講座は、イノベーションを生み出すために必要な場の設定や人間関係の構築、改善案の提示方法など、成果を決定づける前段から根幹部分の企画・設計について学ぶことができます。
この講座開催の背景を「ファシリテーションの意味と現代のビジネス環境」、および「ファシリテーターがいる会議のメリット」という観点からご紹介します。
ファシリテーションスキルの高いファシリテーターが企画会議やプロジェクトマネジメントを仕切ると、議論が活発になります。会議の流れをコントロールすることで円滑な議事進行が行われるだけでなく、メンバー全員が前向きで創造的な意見を述べられる環境が生まれ、実りの多い有意義な会議になります。
また、議論が白熱してまとまりがなくなり、結論がいつまでも出ないという事態も解消できますので、意思決定の効率化・スピードアップが図れます。他の会社や他部門のメンバーが参加したり、メンバー間に上下関係があっても、立場の違いや企業文化の違いをファシリテーターが吸収してまとめ上げることで、団結力が高まります。
その結果、発言権の強い人の意見に流されて安易な結論になることを避けられます。メンバー相互間で活発な意見交換が行われる結果、多様な意見が取り入れられ、創造性のある知恵や斬新なアイデアが生まれやすくなるでしょう。
「ファシリテーションスキル研修」講座は、以下のような立場にある人におすすめです。
チーム内で活発な意見を出し合ったり議論を深める方法を学びます。メンバーそれぞれの強みを引き出し、相互作用を促すことで、会議全体の質を高められるようになります。そのため、チームリーダーはもちろん、専門分野や部署、役職・年齢層が異なるメンバー同士や、個性の強いメンバーがいて「チームをまとめるのが難しい」と感じている方に最適な講座です。
長時間の会議を行っても今ひとつ成果が上げられなかったり、「新たなアイデアが出ない」「会議がマンネリ化して発言する人としない人が決まっている」など、会議の運営に困っている方におすすめです。こういうケースでは、場そのものをブラッシュアップする必要があります。この講座を通して、成果の出る会議の運営スキルを身につけましょう。
時間 | 講義内容 |
10:00~11:30 |
ファシリテーションの基本と応用 円滑なコミュニケーションの実現(1)
・そもそもファシリテーションとは ・人の意見と能力を引き出すための「聴く」と「訊く」 ・聞き手の態度 ・相手のための質問 ・深める質問 ・広げる質問 ・まとめるために「見える化」する ・全体デザインと個別対応 |
12:30~15:00 |
アイデア発想のための会議ファシリテーション
・アイデア発想ファシリテーションとは ・思考の枠を壊す ・メンバーの熱量を高める ・立ち戻れる拠り所を作る ・アイデアの突破口を見抜く ・共創のためのフレーム「ダブル ダイヤモンド プロセス」 ・事例 ・ミニワーク |
15:20~17:50 |
ファシリテーションの基本と応用 円滑なコミュニケーションの実現(2)
・ファシリテーションで便利なフレームワーク「Tチャート」「Iチャート」 ・参加者の性質に対応する「ソーシャルスタイル」 ・レベルアップの4段階 ・会議改善ミーティング ・すぐに使える会議のヒント |
福原 大介氏
株式会社博報堂 博報堂ブランドデザインコンサルタント/ファシリテーター
東京大学工学部社会基盤工学卒業後、2003年博報堂入社。マーケティング局にて通信、食品、映画配給等のマーケティング業務に従事。営業局、博報堂買物研究所、博報堂ビジョンコンサルティングを経て、博報堂ブランドデザインに所属。博報堂買物研究所所属時以来ファシリテーターとして、様々なクライアントの企業ビジョンや事業ビジョン策定、ブランド価値規定、新規事業コンセプトや新商品コンセプト開発、インナーブランディング等、ワークショップを中心に運営するプロジェクトを設計し実施。
谷 益美氏
株式会社ONDO代表
香川県生まれ。香川大学卒。建材商社営業職、IT企業営業職を経て2005年独立。早稲田大学ビジネススクール、岡山大学で非常勤講師。NPO法人日本コーチ協会四国チャプター相談役。NPO法人国際コーチ連盟日本支部顧問。専門はビジネスコーチング及びファシリテーション。企業、大学、官公庁などで年間200本超のファシリテーティブな場作りを行う。15年、優れた講義を実施する教員に贈られる「早稲田大学 Teaching Award」を受賞。著書に、『リーダーのための!ファシリテーションスキル』(すばる舎)がある。
ファシリテーションスキルを身につけるためには、押さえておきたい4つのテクニックがあります。それぞれのポイントを説明します。
ファシリテーションのテクニックというと、会議の場で発言がないときに発言者を指名したり、出てきた意見を取りまとめたりといった「場をうまく運営する」ことにあると思われがちです。もちろん、そのスキルも必要ですが、重要なのは「場をデザインする力」です。
場をデザインする力とは、会議やプロジェクトマネジメントの準備段階で、誰を何の目的のために集めて、どのように進行させるかを考えることです。ただ、人を集めるだけでは会議もプロジェクトも効果的・効率的な進行ができません。
具体的には、会議に参加してほしい有力な参加者が出席できるような根回しや環境をつくり、メンバーそれぞれの会議への参加意識や当事者意識を高めることから始まります。
また、時間を有効に使うため、事前に会議の「テーマ」「目的」「ポイント」「どこまで決めるかという目標」「議論の進め方・ルール」「役割分担」などを念入りに決めて、参加メンバーと共有できるようにしておく必要があります。これをしないと、会議が始まっても参加者の意見がかみ合うまでに無駄な時間や議論が行われ、あらためて会議を開かねばならないということに陥ってしまいます。
「対人関係を整える力」は、メンバーから多様な意見を引き出すために必要なテクニックです。自由に意見を述べやすい環境とわかると、会議への参加意識が高まるとともに、新しいアイデアが出やすくなります。
このときファシリテーターに必要なのはうなずいたり、相づちを打ったりして傾聴し意見を受け止めている態度を明確に示すことです。そうすれば、メンバーが最後まで発言しやすくなります。さらに、発言に対して短いコメントを付けられるようになると理想的です。コメントを付けるのが難しいときは、発言のポイントを復唱したり、言い換えると発言者の納得感が高まります。
なかなか発言しないメンバーから意見を引き出したいときは、自分から質問して意見を求めるスキルが必要です。なかには「発言したいけど...」と悩んでいる人もいます。
そういう場合は、表情や態度をよく観察して意見を述べやすいように発言の機会を与えましょう。質問には主に「はい、いいえ」のように2択で回答できる「クローズドクエスチョン」と、相手に自由に答えさせる「オープンクエスチョン」の2種類があり、うまく使い分けることもポイントです。
「構造化する力」とは、何が議論され何が問題となっているかを整理し、メンバー全員に議論の全体像や論点を明確に共有できるようにするスキルのことです。そのためには、対立する意見を図示したり、原因と結果の因果関係や論点の整理を行います。
論点整理や意見の因果関係をわかりやすく表示するためには、「ツリー図」「サークル図」「フロー図」「マトリクス図」「ネットワーク図」「ER図」などの思考ツールを適切に使用することが大切です。これらを基に、一歩進んだ意見が出るようにメンバーを促しましょう。
ただ、時には因果関係が理解できない論理の飛躍した意見が出ることがあります。そのような直感的な意見も、場合によっては真理をついている可能性があるため、無視せずにロジカルシンキングで論理をひも解けるスキルが求められます。
「合意形成する力」とは、ファシリテーターが独断かつ強引に結論へ誘導することなく、メンバーの意見を1つにまとめるスキルのことです。その際、重要なことは、メンバー全員の合意を得ることです。そのためには、お互いの意見や利害を乗り越えて、合意できるプロセスを用意しておきましょう。
例えば、1つの案を選ぶ必要がある場合、参加者が1位に10点、2位に8点、3位に5点というように点数配分して最も点数の多い案を選ぶ方法や、1位の案が過半数を取るまで最下位の案を外して投票を繰り返す方法など、合意形成する手段を事前に決めておきます。
「そこまで丁寧に行う必要はないのでは?」と思われるかもしれませんが、合意後にそれがアクションに結びつくためには、メンバーによる納得感が大きく影響します。合意形成はそこで終わりではなく、これから行う企画の始まりでしかないのです。
ライブ配信講座 4月
開講日 |
2022年04月15日(金)
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講義時間 | 10:00 ~ 17:50 |
講義回数 | 1日集中 |
開催場所 | オンラインで実施 |
受講価格 |
49,000円(税込 53,900円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます |
補 足 | 【実施方法について】 本講義はオンライン配信にて実施をいたします。 インターネット回線が安定した環境下で、PCでご受講できる環境を ご用意ください。 教室での実施はございませんのでご注意ください。 【申込期限】 開催前日10:00までのお申込みとなります。 【実施上の注意】 本講義は、オンライン配信講義となります。 宣伝会議表参道セミナールームでの講義の様子を オンタイムで配信します。 【受講上のご案内】 ・講義はテレビ会議ツール(Zoom)での配信となります。 ・講座の性質上、ワークショップを中心とした講義を行うため、受講生の方もパソコンのマイクとカメラをご使用いただきます。 ※講義当日にマイクとカメラを使用できない方は、開催前日までに必ず事務局までお知らせください info-educ@sendenkaigi.co.jp ・受講の方法については宣伝会議より開催前日14:00~16:00の時間帯にメールにてご連絡をいたします。 【受講上のルール】 ・本講義の講義資料および配信映像の録画、録音、撮影など複製ならびに二次利用は一切禁止です。 上記が確認された際は、弊社のサービスの利用停止と、法的措置をとらせていただく可能性があります。 【配布資料について】 当日の講義で使用するテキストはPDFでの送付となります。ご案内メールにてご確認ください。 ※一部投影のみの資料がありますので、予めご了承ください ![]() ※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約7割引(12,500円)におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 |
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