この数年で、イベント・セミナーを自社で行う企業が増えています。インターネットの普及により、企業が消費者と容易に接点が持てるようになった分、一人ひとりとより深いコミュニケーションをとることは難しくなりました。そこで、自主的にイベントに参加してくれる見込みの高い来場者と、リアルな場で接点の持てる機会の重要性が増しているのです。顧客の心をつかむイベント企画については多くの事例がある一方で、「運営」についての事例はそう多くありません。担当者の多くは、体系的に運営について学ぶ機会がなく、経験と勘で補っていることがほとんどです。通常業務との兼任も多く、担当者にとってイベントが大きな負担になっていることも少なくありません。
企画と同じように、イベント運営にも、目的に合わせたより良い手法や、押さえておくべきポイントがあります。同じ企画内容でも、場合によっては進行設計を工夫することで来場者の満足度を高めることも可能です。担当者が運営業務に負担を感じる原因も、実は、「失敗しない運営の最低限のセオリー」を身につけて、今までその場しのぎになりがちだった業務を見直すことで解決するものばかりです。
そこで宣伝会議では、初めてセミナーの担当者になる方や、いままでのイベント運営を見直したい方を対象に自社イベント・セミナーの運営ノウハウを体系的に学ぶ本講座を開講します。
・イベント・セミナー運営の業務全体を見える化することで、準備の優先順位、人員配置、予算配分などの不安要素を整理する
・お客様を味方につける運営/設計の工夫で来場者も運営側も楽しいイベント・セミナーをつくる
時間 | 講義内容 |
10:00-12:00 13:00-14:00 |
「大変」を「楽しみ」に変える イベント・セミナー運営のポイント ・イベントの「大変」を「楽しみ」に変える ・担当者が押さえておくべき運営のポイント/事前準備(会場、予算、スケジュール)/集客(SNS、取材)/当日(受付、司会、環境設定)/実施後(アンケート、効果測定、リスクヘッジ) ・【事例紹介】イベントはコミュニケーションの一つのテクニックである |
14:20-17:50 |
よりよい体験をつくる 運営・設計のためのイベントモジュール ・参加者の不満を招き、主催者側の逸機に至らせる設計不備 ・イベントを構成する基本的な「フェーズ」 ・各フェーズでより良い体験を提供する「モジュール」 ・目的と条件に応じたモジュール設計 ・イベントモジュールを創作する ・イベント設計ワークショップ |
テリー 植田氏
イベントプロデューサー
前田 考歩氏
プロジェクト・エディター