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クリエイティビティを次世代に継承する
いつの時代においても、優れたクリエイティブは人々の心を捉え、動かしてきた歴史があります。この歴史と一流クリエイターの考えは、これからの未来に継承していくべきものです。
今までは、一部、書籍や専門誌の形で発行し、流通され、また図書館に収集、保管されることで、後進の者が目にし、読むという行為がほとんどでした。それも、お名前や作品に触れる機会があっても、作品以外の知見やお考えに触れる機会がほとんど無く、それが失われることは、未来のクリエイティブのために、大きな損失ではないか、と考えました。
後世にその知見や技術を継承していくために、今回、「ブレーンクリエイティブライブラリー」という名称で、活字や図版だけでは伝えきれないものを映像で残し、クリエイターの肉声に基づき、現在のメディア環境にあった映像コンテンツとして作成し、いつでも、どこでも受講できる講座として未来に向けて配信いたします。
時間 | 講義内容 |
約120分 |
これまでのキャリアについて
・武蔵野美術大学への入学から書体への関わり ・写研、字游工房、タイプバンク、AXISなど日本での仕事 ・書体の改刻、オリジナル欧文書体の開発 ・サントリーの新ロゴアドバイス、SST(SONY)、Alibaba Sans、Mercari Sansなどのコーポレートフォントの制作 |
文字(ロゴ・書体)でブランディングするということ
・「ブランド」とは ・企業コミュニケーションにおける文字(ロゴ・書体)の役割 ・海外と日本のブランドと文字の関係についての考え方の違い ・企業コミュニケーションにおけるロゴ・書体のコンセプトのつくりかた ・良いロゴ・書体の条件 ・企業が文字を扱うときに大切にすべきこと |
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文字(ロゴ・書体)でブランドを育てる
・サントリーのロゴのデザインへのアドバイス ・SSTフォント(SONY)のデザイン ・Alibaba Sansのデザイン ・Mercari Sansのデザイン |
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デザインに関わるみなさんに大切にしてほしいこと
・デザイナーとしての心得 ・デザインに関わっている方、これから関わる方に向けてのアドバイス・メッセージ |
※カリキュラムについて多少変更が生じる場合がございます。
小林 章氏
ドイツ・モノタイプ社
クリエイティブタイプディレクター
欧文書体の国際コンペティションで2度のグランプリを獲得して 2001 年よりドイツ在住。有名な書体デザイナーであるヘルマン・ツァップ氏、アドリアン・フルティガー氏と共同で両氏の過去の名作書体の改良版を発表するほか、欧州やアジアのブランド専用欧文書体も多く手がけている。日本語書体では、モノタイプデザインチームと開発した「たづがね角ゴシック」、また同デザインチームに中村征宏氏を招いて開発した「Shorai Sans」のディレクションを担当した。書体開発のほかにも、東京タイプディレクターズクラブやドイツ Red Dot 賞をはじめ世界的なコンテストの審査員を務め、講演やワークショップもおこなっている。
著書に、『欧文書体:その背景と使い方』、『欧文書体2:定番書体と演出法』、『フォントのふしぎ:ブランドのロゴはなぜ高そうに見えるのか?』(いずれも美術出版社)、『まちモジ:日本の看板文字はなぜ丸ゴシックが多いのか?』(グラフィック社)、『英文サインのデザイン』(田代眞理氏との共著、BNN新社)『欧文書体のつくり方:美しいカーブと心地よい字並びのために』(Book&Design)がある。
〜 推薦コメント 〜
カイシ トモヤ氏
株式会社ルームコンポジット
代表取締役/アートディレクター
企業や商品はしばしば人格に例えられます。いつでも元気なムードメーカー、寡黙だけどけして嘘をつかない誠実な人など。どれだけ洒脱な"ビジュアルという洋服"を身に纏っていても、消費者との対話=話し方や声色が人格と不一致であれば、コミュニケーションは不完全、ときには信頼を失うものになるでしょう。
視覚的なブランディングにおいて、話し方や声色にあたるのは文字。文字の技術は専門的な領域として語られることが多いですが、反面、文字が展開される日常生活では、文字は至極普遍的な存在です。
小林氏が語るブランディングと文字についての講義は、専門的知見を交えながらも、最終的には私たちが消費者と健全なコミュニケーションをとっていくための、普遍的で根源的な仕組みを掘り出していきます。
コーポレートタイプフェイスを制作する過程で、数々の試行錯誤を紹介していくプロセスは本講義の白眉で、惜しみなくそのエッセンス(秘密)を私たちに提供してくれます。クリエイティブ業のみならず、全てのビジネスパーソンに見てほしい、文字への認識が一皮も二皮もむける授業でした。
クリエイティブライブラリー 小林章編
開講日 |
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定 員 | 無し |
開催場所 |
【受講上の注意事項】 会議室等で複数人が視聴する上映会は、著作権法第22条の2に定められている権利者の「上映権」を侵害する無断上映=違法行為となります。 違反行為が発覚した場合、法的対応を含む、しかるべき措置を取らせていただきます。
【受講上のご案内】 該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください ・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。 ・本講義には質疑応答はございません。 |
受講価格 |
20,000円(税込 22,000円) |
補 足 | 開講日は変更する場合がございます。変更になる場合はあらかじめご連絡いたします。 開講日が変更になった場合でも、申し込み後の払い戻しなどはできません。 万が一、中止の場合は全額返金もしくは他講座への振り替えをご案内いたします。 |
注意事項 |
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