ブランドマネージャーの第一歩は「ブランドのあるべき姿」を示すこと
ブランドを強化するために必要な視点は、(1)指針となるブランド戦略を定めること、(2)個別の施策を実施している各部門を横断してみること、そして(3)ブランド戦略と個別施策の整合性を図ることの3つです。つまり、ブランドのあるべき姿を示す「戦略」があって初めて、そこに向かって施策を行い、ブランドを体現することが可能になります。一方、様々な部門の担当者が、ブランドの傘のもとで施策を行っているため、大前提となる「戦略」が社内に根付いていない場合、それぞれの施策で発信するブランドにばらつきが出ます。これでは、顧客のブランドイメージも定着するはずがありません。ブランドマネージャーは、まずブランドの成り立ちや現状を理解し、向かうべき「戦略」を定め、社内外に浸透させることが重要となるのです。
部署横断のマネジメントが、ブランドの成長スピードにつながる
そして特に化粧品業界は、様々なブランドが参入する、市場の変化が激しい業界です。場合によっては、部門の壁がボトルネックとなり、社内でプロジェクトが滞るために、業界のスピードにおいていかれるというケースも少なくありません。実際に、成長著しい業界内のブランドの多くは、リーダーが率先して組織を横断的に束ね、社内コミュニケーションの効率化を図ることで、ブランドの育成もスピーディーに行うことができています。ブランドマネージャーには、部門横断型のマネジメントスキルが必須です。
そこで宣伝会議では、化粧品ブランドを強くするための戦略と、部門を越えた組織体制をつくるために、ブランドマネージャーとして必要な考え方とスキルを体系的に学ぶ本講座を開講します。
選ばれ“続ける”ブランドをつくるためのマインドセットを学ぶ
化粧品はトレンドの変化やブランドスイッチの激しい業界です。そこでブランドマネージャーが考えるべきは、「選ばれる」ブランドにすることではなく、「選ばれ“続ける”」ブランドにするという長期的な視点です。講義では、長く愛されるブランドの成り立ちをヒントに、ブランドマネージャーとしてのマインドセットを学びます。
組織全体でブランドを体現していくためのマネジメントを学ぶ
ブランドマネージャーに求められるのは、様々な施策を実行する各担当者をまとめ、ブランドとしての足並みをそろえる「マネジメント」のスキルです。講義では、強いブランドを作るためのマネジメントの方法について、体系的に学びます。
ブランドを顧客とともに育てていくためのコミュニケーション戦略を学ぶ
多くのブランドが群雄割拠する業界の中で、ブランドとしての突破口を見出し、シェアを獲得していくためには、理論に基づいた戦略設計と実行力が求められます。講義では、EC・SNS等を活用したコミュニケーション戦略と、その実行のための組織のつくりかたについて事例を基に学びます。
時間 | 講義内容 |
第一部 |
強いブランドを構築するためのスキルセット ・企業経営において、なぜ、ブランドビルディングが必要なのか? ・商品を創ってブランドにしていくには ・ブランドマネージャーのミッション ・お客様の生活に貢献できる化粧品づくりについて |
第二部 |
ブランドマネジメントの基本と手法 ・ブランディングに必要な4つの領域と提供価値規定 ・ブランドマネージャーは中長期的な視座でブランドを管理することが求められる ・ブランドマネジメントのための3つの項目 |
第三部 |
「化粧品×ブランド×ビジネス」の本質を探るTHREEのブランドマネジメント論
1.化粧品とは何か?(化粧品の視点) ・化粧品という商材の特性 ・化粧品ブランド業界とポジショニング 2.THREEのブランド開発(事例と背景) ・ブランドを生む(ブランド価値の視点) ・ブランドを育てる(ブランドコミュニケーションの視点) ・ブランドを持続する(ビジネスの視点) 3.まとめ ・強いブランドとは ・THREEが考えるブランドマネージャー |
佐野 扶美枝氏
亀田製菓株式会社
商品本部 マーケティング戦略部長
森門 教尊氏
株式会社博報堂コンサルティング
パートナー
宮崎 稔章氏
株式会社ACRO 代表取締役社長
スタンダードトレーニングでチケットを適用してご受講の方は以下からお申込みください。
スタンダードトレーニング
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【受講上の注意事項】 会議室等で複数人が視聴する上映会は、著作権法第22条の2に定められている権利者の「上映権」を侵害する無断上映=違法行為となります。 違反行為が発覚した場合、法的対応を含む、しかるべき措置を取らせていただきます。
【受講上のご案内】 該当期間内に宣伝会議マイページの「オンライン講座を見る」に進み、動画をご視聴ください ・視聴の際は、申込者ではなく実際に受講される方のマイページ登録が必須となります。 ・本講義には質疑応答はございません。 |
受講価格 |
59,000円(税込 64,900円) ※申込金5,000円(税込 5,500円)を含みます |
補 足 | ![]() ※この講座は、法人窓口の設定により1講座あたりの受講料金が約7割引(12,500円)におさえられる「スタンダードトレーニング」対象です。 |
注意事項 |
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