的確に課題を抽出するには、クライアントから踏み込んだ情報を引き出すヒアリングの他に、財務など客観的な事実が活用できます。クライアントがどこで利益を出しているか把握する事で、業界やクライアント企業の問題を因数分解し、勘所を外さない提案成長ができます。主観的な担当者の言葉以外にも裏付けを持つことは、戦略立案の武器となります。そこで宣伝会議では、ヒアリングだけではできない、企業の財務情報から提案の精度を高めるポイントを学びます。
広告業界は、クライアントの課題解決となりうる施策を日々提案しています。クライアント担当者の課題感を会話から拾い上げ、場合によっては真の課題抽出を行い、フレームワークなどのマーケティング知識を用い、適切なプランを考案しています。そのような中、クライアントの関心事は、提案を受けた施策にどれだけのコストが必要で、どれだけのリターンがあるかです。クリエイティブの良し悪しについてはもちろん、財務的な側面からの成果の予想シナリオを語れると、より一層クライアントの信頼を得て、次の仕事を生むことができます。
時間 | 講義内容 |
10:00-12:00 13:00-15:00 |
企業の経営状態を知る ・すべての企業に共通する3つの活動 ・バランスシートの意味 ・企業にとって大切な4つの数字 ・CSのパターンで会社の状況が分かる ・企業事例から理解する ・ドリルワークとフィードバック ・質疑応答 |
15:20-17:20 |
クライアントの数字を考える ・数字に踊らされずまずは事実をクリアにする ・数字は計画そのもの ・小さく考える ・数字を追いかける癖を作る ・質疑応答 |
諸橋 清貴氏
インテグラス株式会社
代表取締役社長
上塘 潤一郎氏
株式会社ゼンコミュニケーションデザインズ
代表取締役