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2009/07/01 WEB連載 自社メディア戦略としてのWEB(1) 横山隆治

『宣伝会議』7月1日号からスタートした新連載「WEB MARKETER's view」。WEBマーケティングの最前線をコラムでお届けします。このブログでも、本誌と同じ内容がご覧いただけます。

 

自社メディア戦略としてのWEB(1)

マス広告型からWEB型へと変わるコミュニケーション構造

 

生活者が消費する情報量が爆発的に増え、情報の取得態度は大きく変わった。情報過剰時代では、生活者はアンテナを張って耳をそばだてることをしない。何かに興味や関心を覚えたら、ネットで検索すればよいし、その結果にも満足している。その結果、人の関心にスイッチが入るかどうかによって、伝わり具合はあからさまに異なるようになった。広告の効果は、GRP投下量ではなく、コンテンツの質(生活者の琴線に触れる情報や情報環境)次第で決まるようになっている。


こうした情報環境は、コミュニケーション構造を、送り手主導から受け手主導にしてしまった。いまやあらゆるメディアで主導権は受け手が握るようになった。その最たるものがWEBメディアだ。インターネットはセルフサービスの情報環境だ。企業からすれば、見込み客が向こうからアクセスしてくれて何とも有難い。ただし見込み客であるユーザーは、皆それぞれの文脈に沿ってサイトを訪問し、自分の「買う理由」を探しにくる。それをテレビ広告的な送り手主導の広告コンテンツで迎えてしまうと、ほとんどがすれ違いを起こすことになる。


今までのマス広告的なコミュニケーションスタイルとほぼ180度違う、より良いコンシューマ・パーセプションを作り出す技術が必要になったのだ。(CMの15秒や新聞の15段といった)広告フォーマットの中を表現する「広告クリエイティブ」と、「WEBコミュニケーション」とスタンスは大きく異なるのである。

『宣伝会議』7月1日号掲載分より)

 

written by:ADKインタラクティブ 代表取締役社長 横山隆治

ネット広告の黎明期より、その普及、体系化、理論化に取り組む。著書に『インターネット広告革命』『究極のターゲティング』など。

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