TOP » 広告・宣伝 » WEB連載 モバイルマーケティング注目事例(1) 手嶋浩己
『宣伝会議』7月1日号からスタートした新連載「WEB MARKETER's view」。WEBマーケティングの最前線をコラムでお届けします。このブログでも、本誌と同じ内容がご覧いただけます。
モバイルマーケティング注目事例(1)
"ギミック着信"で携帯のハード面を上手く活用
モバイルを活用したキャンペーン、というと、どのような商材のキャンペーンを思い浮かべることが多いだろうか? 今日は、エンターテインメント=映画のキャンペーン事例を紹介する。
映画のタイトルは、『ターミネーター4』(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/6月13日公開)。そして、キャンペーンのハブとなっているのがミクシィモバイルだ。同媒体においては多くのタイアップキャンペーンが展開されているが、その中でもユニークな仕掛けを用いているのがこのキャンペーンだ。
タイアップの誘導枠をクリックすると、『ターミネーター4』の主人公であるジョン・コナーからテレビ電話が着信する、という設定で、フラッシュムービーが展開。バイブレーター機能の演出などもあり、雰囲気はたっぷりだ。その後、ジョン・コナーからメールが届き(という設定のキャンペーンページに誘導される)、一緒に戦おうと誘われる。一緒に戦う決意をして「未来のサイトへGO!」というボタンをクリックすると、2018年の映画のシーンが表示され、映画自体の内容を訴求するプロモーションページに移行する。
ところどころに、口コミプロモーションの要素もちりばめられている。ジョン・コナーの戦友(=レジスタンス)となった人数に応じて(6月13日時点で233万人超のレジスタンスが存在)獲得できるプレゼントが増えていく仕掛けや、「未来日記」と称して2018年の日記を書くことができる仕掛けなどがある(当該ユーザーの日記を見た『友達』が順次このキャンペーンに接触していくだろう)。
本キャンペーンはモバイルのデバイスとしての特性(=バイブレーター、メールなど)や媒体特性を上手く活用しており、クリエイティブの作り込み精度も高い。費用対効果の高いキャンペーンに仕上がっていると言えるのではないだろうか。
(『宣伝会議』7月1日号掲載分より)
written by:スパイア 取締役リサーチ事業本部長 手嶋浩己
博報堂を経て、インタースパイア取締役副社長。2009年5月より現任。著書に『ネット広告ビジネス実務事典』『Mobile2.0』など。
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