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モバイルマーケティング注目事例(3)
進化を遂げる外食産業のモバイル活用

日本マクドナルド「かざすクーポン」画面(左)、「かざす会員証」画面(右)
この不景気の中でも、"巣ごもり消費"をビジネス機会として取り込み、成長している企業のひとつが日本マクドナルドだ。2009年6月中間決算において、中間期ベースで過去最高益を更新。その起爆剤のひとつが、モバイルマーケティングへの積極的な取り組みである。中でもシンボリックな取り組みが「かざすクーポン」だ。
08年にサービスを開始し、09年8月段階の登録者数は「トクするケータイサイト」の会員数1400万人中、450万人を突破。アプリをダウンロードすれば、会員は店舗レジに設置されたリーダーライターにかざすだけでクーポンを利用したオーダーが可能で、8月28日には、全国導入(一部店舗を除く)を完了した。
全国導入に合わせ、「かざすクーポン」利用時以外の商品購入時にも「スタンプ」が貯まる機能を新たに搭載。「かざす会員証」として利用できるようにした。
これにより、利用したクーポンの番号と会員ID情報が一元管理でき、ユーザーの「購買履歴」を蓄積した上でのプッシュ型リコメンドが可能になっている。リアルな情報を取り組んだ行動ターゲティ
ングが実現しているといえよう。
同社の成功に触発されたのか、外食産業各社もモバイルマーケティングへの取り組みを強化して
いる。すかいらーくではモバイルのクーポンサイトを、ロッテリアとモスバーガーも08年から09年にかけて、モバイルサイトを本格的に立ち上げた。
全国に店舗を展開するこれら企業の取り組みと、現在トレンドになっている「位置情報ゲーム(位置ゲー)」はやがて融合するのではないか、と感じる。店舗での購入情報をゲームのコンテンツに反映したり、ゲーム内でのアクションによって店舗で使えるクーポン情報が更新されるなど、一歩先のモバイルマーケティング開発が実現する日も近いはずだ。
(『宣伝会議』9月1日号掲載分より)
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written by:スパイア 取締役リサーチ事業本部長 手嶋浩己
博報堂を経て、インタースパイア取締役副社長。2009年5月より現任。著書に『ネット広告ビジネス実務事典』『Mobile2.0』など。
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