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TOP » 広告・宣伝 » イギリスの広告クリエイティブ最新事情2 AKQA、ワイデン+ケネディを訪問
「宣伝会議」編集長の谷口優が、イギリスの広告クリエイティブ最新事情を現地からレポート。
視察2日目、インタラクティブエージェンシーのAKQA、ワイデン+ケネディに訪れた様子をご紹介しています。
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9月23日
視察2日目は、インタラクティブエージェンシーのAKQAを訪問。独立系のエージェンシーで、コカ・コーラやナイキ、フィアットなどの仕事をしています。
プレゼンテーションは、マーケティング・ディレクターのHester Bloochさん。
衝撃的だったのは、プレゼンテーションのなかに、ほとんど「広告」という単語が出てこなかったこと。
とにかくクライアントのビジネスの成功を助けるために、コミュニケーションで何ができるか?ということを徹底的に考えているエージェンシーでした。
「SAYINGからDOINGへ」と説明してくれたのですが、今の時代、商品について語るだけはだめで、とにかく消費者を巻き込んで行動してもらい、ブランドを体験してもらう。
そのきっかけとなるコンテンツやコミュニケーションの設計が必要という話でした。
メッセージを伝える(SAYINGの)ための「メディア」という概念すら、そもそも希薄なのでは?という印象です。
一方、とても戦略性の高い会社でありながら、内製率は100%。ロンドンオフィスには400名ほど社員がいるそうですが、うち130名がテクノロジー、さらにWebサイト開発が50名、
フラッシュ制作の技術などを持つクリエーティブ・リサーチ・ディベロップメントが15名程度いるとのこと。考えることから、実現することまですべてを行っています。
(写真:AKQAのオフィス内の様子)
Webの制作も自社内で行うAKQA。他のエージェンシーに比べるとオフィスはとても静か。黙々とデスクに向かって仕事をしている人も多かったです。
午後には、ワイデン+ケネディを訪問。
現在、ロンドンオフィスには150名ほどの人たちが働いています。
ワイデンのオフィスに入るとすぐに、目に入ってきたのは、頭にミキサーを載せたマネキン。
(写真:ワイデン+ケネディのオフィス入り口にあるマネキン。)
これは、ダン・ワイデンの言葉をあらわしたものだそうです。
「一晩にして全てが変わってしまうことがある。過去の経験も全てが自分を助けてくれるとは限らない。だから、毎日、会社に来るときに自分は無知なんだ、バカだと思ってきてください。そしてクリエイティブには、方法論はないのだから、混沌と仲良くなりなさい」と。
(写真:ワイデン+ケネディのオフィス内の様子)
プレゼンテーションをしてくれたのは、マネージング・ディレクターの Neil Christiさん。
ナイキやホンダUKの事例を紹介してもらいました。
Neilさんからは、「お客さまとクライアントとの間に強力な関係性を構築することが我々の使命。
我々のクリエイティブを広告という枠にとどめたくない。お客さまと触れる全てのポイントに入り込んでいきたい」と考えているというお話が。
イギリスのエージェンシーを見ていて感じるのは、彼らはもはや広告のプロではなく、生活者との対話、関係作りのプロフェッショナルを目指しているという点。
そもそもの立ち位置自体すら違うと感じ、本当に衝撃でした。
※詳細レポートは、「宣伝会議」の誌面でお伝えしていきます!「宣伝会議」は、海外のクリエイティブ情報を連載でもお届けしています。
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