第1回 販促会議賞

2010 第1回 販促会議賞 グランプリ・ゴールド・シルバー&協賛企業賞発表!!

投票総数 795票!!宣伝会議プロモーション&メディアフォーラム2011来場者によるファイナリストへの最終投票が行われ、グランプリ・ゴールド・シルバーの各賞を選出いたしました!!!

第1回販促会議賞は、2010年8月31日の締切りを持って全342点の企画が集まり、
審査員によるファイナリスト20点の選出、および協賛企業による協賛企業賞の選出が行われました。
そしてファイナリスト20点から、2010年10月14日~15日に東京国際フォーラムで開催された
「宣伝会議プロモーション&メディアフォーラム2011」会場内でグランプリ決選投票を行い、
各賞を決定いたしました。

グランプリ「シークレット・メッセージ」

菊池 雄也 電通テック クリエーティブ本部      デザインセンター コピーライター 森 康成  電通テック クリエーティブ本部       デザインセンター アートディレクター 課題企業 日本コカ・コーラ 課題内容 ティーンのコカ・コーラ飲用者・飲料頻度の      拡大につながるプロモーション提案 得票数  324

■受賞者コメント
グランプリの報告を受けたとき、まず込み上げたのは「伝わってよかった…」という安堵感でした。このアイデアはちゃんと伝わりさえすれば、早速やってみよう!とペンを取る人や、学生時代の叶わなかった恋を一つ二つ思い出す人がいるはずだと信じていたからです。企画書は説明を極力抑え、触れた人が想像力を膨らませる余白をとろう、グランプリは投票で決まるから「読む」より「見る」くらいのスピードで伝えよう、と意識して作りました。記録にも記憶にも残る第1回にグランプリを獲れてとてもうれしいです。この企画が実現して、シークレット・メッセージで恋を成就させるカップルが一組でも生まれたらいいなぁ…と素朴に思っていたりします。

ゴールド「BICMAC TIME 13:16」

松木 靖明 アイデンティファイ 代表取締役 木内 克典 アイデンティファイ デザイナー 長田 敏希 クレオ クリエイティブ部 根子 明里 クレオ クリエイティブ部 山田 亮太 クレオ マーケティング部 古澤 大輔 クレオ マーケティング部 安田 健一 フリー コピーライター 課題企業 日本マクドナルド 課題内容 お昼の合言葉がビッグマックになるような企画 得票数  167

■受賞者コメント
企画のスタートラインは「実現可能で世の中が揺れ動くキャンペーンをつくること」でした。
クォーターパウンダーやメガマックが注目を集めた後、既に認知度の高いBIGMACが再び注目されるためには「ニュース」が必要だと考えました。
「BIG」を「13:16」と表現するコンセプトを中心に、ポテトを思わせるデジタル時計のキャンペーンロゴ、そのロゴを街頭で映像として露出させ、twitterやWEB広告を組み合わせるプランニング。
クレオとアイデンティファイの総合力を活かして受賞できたこと、たいへん嬉しく思います。
ランチのピークを越えた「13:16」に、生活者を来店させるきっかけにもなるはずです。

シルバー「ホワイトWEDDINGプラン」

白石 幸太郎 慶應義塾大学 商学部 小野晃典研究会 4年 中谷 麻希   会社員 プランナー 課題企業 ソフトバンクモバイル 課題内容 ソフトバンクケータイに乗り換えしたくなる      ような販促企画 得票数  45

■受賞者コメント
このホワイトWEDDINGプランは、「結婚したらお財布はひとつにしよう。」というふたりの会話から生まれたものでした。ソフトバンクモバイルさんのことを考えて考えて、微力ながらも、等身大の僕たちを精一杯ぶつけさせてもらったので、喜びもひとしおです。
フォーラム当日では、女性を中心に多くの方が、うんうんと頷きながら企画を読んでくださっているのを見て、運動会で子どもを応援する親のような気持ちになってしまいました。
他にも素敵な企画が数多くある中で、1票を投じてくださった方々、会場でお話を聞いてくださった方々、宣伝会議の方々、そして応援してくださった小野晃典教授、ゼミや会社の皆様、
本当にありがとうございました。

シルバー「トヨタク」

小島 雄一郎 電通 第4営業局 野中 祐輔  電通 プロモーション事業局 課題企業 トヨタマーケティングジャパン 課題内容 若者がショールームに行きたくなる      プロモーションアイデア 得票数  42

■受賞者コメント
記念すべき第一回の販促会議賞で受賞できたこと、とても嬉しく、光栄に思います。
ただ、それと同じくらい、この度「販促会議賞」というものが立ち上がったことを
嬉しく思っていました。
私たちが担当しているプロモーションという分野は、川下領域と捉えられがちですが、
実は広告の全てが詰まっている一番の川上領域かもしれません。
この分野がもっと注目され、部署や専門関係なく「企画力」だけで
また色んな方々と競い合える日を楽しみにしています。
最後になりましたが、ファイナリストに選出していただいた審査員の方々、
投票していただいた方々、ありがとうございました。

シルバー「F1層がソフトバンクケータイに乗り換えたくなるBIG IDEA/ブレイク乗り換え」

菊池 雄也 電通テック クリエーティブ本部      デザインセンター コピーライター 森 康成  電通テック クリエーティブ本部       デザインセンター アートディレクター 課題企業 日本コカ・コーラ 課題内容 ティーンのコカ・コーラ飲用者・飲料頻度の      拡大につながるプロモーション提案 得票数  324

■受賞者コメント
ありがとうございます。 以前、妻に「販促会議賞ってのがあってね・・・」と話を切り出したら、
見事に「反則会議賞」と勘違いされて、話がかみ合わなかったことがありました。
あとで振り返れば、BIG IDEAって、既成概念に対してどれだけすごい反則を犯せるかってことなのかも・・・と思えてきました。
「ケータイを折ってしまう」という今回のアイデア、そこそこの反則を犯せたつもりでいましたが、周りを見るともっと「お前、それ反則だろ!」って突っ込みたくなるアイデアが溢れていました。
嫉妬と同時に、この反則業界はやっぱりすごく面白いと再確認できました。
いつか、マラドーナの神の手バリの反則を犯してやる!

ファイナリスト

※タイトル名をクリックすると全企画書をご覧いただけます。

協賛企業名

タイトル

氏 名

会社名

所 属

キリンビール 人気マンガの“あの料理” 須原 文子 ジェイアール東日本企画 プロモーション局 プランナー
田中 圭一 ジェイアール東日本企画 プロモーション局 プランナー
コーセーコスメポート コエンリッチを不動のトップに
するBIG IDEA/私は何歳でしょう
小久保 英史 テー・オー・ダブリュー 第三本部 プランナー
コーセーコスメポート GOLD HAND OF THE YEAR 井上 佳那子 テー・オー・ダブリュー 企画部 プランナー
コーセーコスメポート コエンリッチ署名活動 筧 将英 電通 ソリューション企画局
マーケティングデジタル推進2部ME
ソフトバンクモバイル F1層がソフトバンクケータイに
乗り換えたくなるBIG IDEA/
ブレイク乗り換え
小久保 英史 テー・オー・ダブリュー 第三本部 プランナー
ソフトバンクモバイル ホワイトWEDDINGプラン 白石 幸太郎 慶應義塾大学 商学部 4年
中谷 麻希 会社員 プランナー
ソフトバンクモバイル ただともチェッカー 飯田 寿美 フロンティアインターナショナル 第8プロデュース部
佐藤 綾香 フロンティアインターナショナル 第8プロデュース部
田中 達之 フロンティアインターナショナル 第8プロデュース部
トヨタマーケティングジャパン はじめの一歩キャンペーン 大野 麻実 ジェイアール東日本企画 営業本部JR局
トヨタマーケティングジャパン トヨタAR Showroom(ラブプラス) 田中 圭一 ジェイアール東日本企画 プロモーション局 プランナー
トヨタマーケティングジャパン トヨタク 小島 雄一郎 電通 第4営業局
野中 祐輔 電通 プロモーション事業局
日本コカ・コーラ シークレット・メッセージ 菊池 雄也 電通テック クリエーティブ本部 コピーライター
日本コカ・コーラ コカ・コーラタイムボトル
~5年後にまた会おう~
遠藤 元宏 シーエー・ネットワーク コピーライター
小野澤 真克 中村屋 販売促進
鈴木 孝浩 コア・アド・インターナショナル プランナー
日本コカ・コーラ 「卒業ムービー」
プレゼントキャンペーン
遠藤 元宏 シーエー・ネットワーク 制作
小野澤 真克 中村屋 販売促進
鈴木 孝浩 コア・アド・インターナショナル プランナー
日本コカ・コーラ Relay Coupon 高橋 才将 博報堂 第17営業局
第二アカウントチーム AE
日本マクドナルド ビッグマッグ連続強奪事件 秋山 大輔 フロンティアインターナショナル 第11プロデュース部
小山 博之 フロンティアインターナショナル 第11プロデュース部
吉沢 里奈 フロンティアインターナショナル 第11プロデュース部
佐藤 宏樹 フロンティアインターナショナル 第11プロデュース部
森田 恭平 フロンティアインターナショナル 第11プロデュース部
日本マクドナルド 「BIGMAC TIME 13:16」 松木 靖明 アイデンティファイ 代表取締役
木内 克典 アイデンティファイ デザイナー
長田 敏希 クレオ クリエイティブ部
根子 明里 クレオ クリエイティブ部
山田 亮太 クレオ マーケティング部
古澤 大輔 クレオ マーケティング部
安田 健一 フリー コピーライター
日本マクドナルド ビッグマッグを“あえて今、
食べたくなる”キャンペーン
佐藤 秀昭 オグルヴィ・ワン・ジャパン クリエイティブ コピーライター
日本マクドナルド 外食産業における五輪の書 宇佐美 雅俊 博報堂 プロモーションセンター プランナー
日本マクドナルド おおぐち萌え 池間 理江子  アドスタッフ博報堂 マーケティング ソリューション局
マーケティングプランナー
(ほか、研修生2名)
ハウスウェルネスフーズ (働く女性の)自分へのごほうび飲料 梅田 哲矢 アサツー・ディケイ デジタルビジネス部門
吉澤 立彦 アサツー・ディケイ 営業部門
贄田 翔太郎 アサツー・ディケイ 第2アカウントプランニングユニット 第4アカウントプランニング局 プランナー

ファイナルリスト 企画書をクリックすると全企画書をご覧いただけます。

  • 須原 文子 田中 圭一
  • 小久保 英史
  • 井上 佳那子
  • 筧 将英
  • 小久保 英史
  • 白石 幸太郎
  • 飯田寿美 佐藤綾香 田中達之
  • 大野 麻実
  • 田中 圭一
  • 小島 雄一郎 野中 祐輔
  • 菊池 雄也
  • 遠藤 元宏
  • 遠藤 元宏
  • 高橋 才将
  • 秋山大輔 小山博之 吉沢里奈 佐藤宏樹 森田恭平
  • 松木 靖明
  • 佐藤 秀昭
  • 宇佐美 雅俊
  • 池間 理江子
  • 梅田 哲矢 吉澤 立彦 贄田 翔太郎

協賛企業賞

※タイトル名をクリックすると全企画書をご覧いただけます。

協賛企業名

タイトル

氏 名

会社名

所 属

キリンビール のどごし〈生〉
No.1 カンパイ プロジェクト”
布施 優樹 電通ヤング・アンド・ルビカム I.M.C マーケティング室
コミュニケーション・デザイン部
スーパーバイザー
コーセーコスメポート コエンリッチを不動のトップに
するBIG IDEA/私は何歳でしょう
小久保 英史 テー・オー・ダブリュー 第三本部 プランナー
ソフトバンクモバイル F1層がソフトバンクケータイに
乗り換えたくなるBIG IDEA/
ブレイク乗り換え
小久保 英史 テー・オー・ダブリュー 第三本部 プランナー
トヨタマーケティング
ジャパン
はじめの一歩キャンペーン 大野 麻実 ジェイアール東日本企画 営業本部JR局
日本コカ・コーラ シークレット・メッセージ 菊池 雄也 電通テック クリエーティブ本部 コピーライター
日本マクドナルド チーム対抗ランチバトル
ガブリート選手権
印南 智史 東急エージェンシー クロスメディアソリューション局
クロスメディアPR部
世瀬 健二郎 東急エージェンシー インタラクティブ
コミュニケーション局
ハウスウェルネスフーズ 佐藤も!鈴木も!山本も!
C1000山田キャンペーン
遠藤 元宏 シーエー・ネットワーク コピーライター
小野澤 真克 中村屋 販売促進
鈴木 孝浩 コア・アド・インターナショナル プランナー

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審査員 選評

嶋 浩一郎 氏

 生活者のインサイトをつかみ、その気持ちを動かすコアアイデアを考え、メディアや表現を考える「ニュートラル」で「コアアイデアを核に施策インテグレート」された企画が多いのに驚きました。
人をいかに動かすかという視点からメディアや表現設計をするスタイルはやはり効果があると自分も信じています。若干、SNSを利用するとか、ツイッターを使うということを強調しただけの企画書も見受けられました。テクノロジーは企画ではなく、なぜそのテクノロジーを使いたくなるかの「動機」のデザインが企画ですよ。あと、インサイトの発見フェーズで表層的なものが多かった印象が。たとえば若者はソーシャルメディアで情報を共有するなど。その掘り下げに発見があると商品にとっても幸せなマーケットがつくれます。

高広 伯彦 氏

 第一回ということで傾向と対策ももちろんなかったせいだと思うが、非常に幅が広く、しかもムラがあった。ただ話題になりそう、とか最新の技術やメディアを使っている、というだけじゃダメ。特にソーシャルメディアを使った案の多さが目立ったが、“なぜそれを使うのか?”“拡散についての目論見は?”といった点で及第点になるものは残念ながらなかった。今回選出した案は「人が動く」「商品が動く」「商品が生きている」といった視点で見させていただいた。選に漏れた方にはこれらを見なおして欲しい。さてここから最優秀作が選ばれていくわけですが、栄えある第一回グランプリは、選に漏れた人にとっても、また今回応募しなかった人にとっても非常に勉強になると思うので、最終投票にぜひご参加ください。

高広 伯彦 氏

 キラリ光る企画とたくさん巡り合えて審査は楽しくも大変な作業となった。拝見した作品は、ARなどの新ツールが活用された意欲的なものから、企画の王道をいくようなものまで非常にバリエーションに富んでいた。
 審査しながら感じたことは、企画を開発するためには、今も昔もよいアイデアが出るまで考え抜くことが大事である、ということである。最新の技術やツールも、アイデアがあればそれをレバレッジするが、何もなければ店頭やメディアの賑わいにしかならない。また、多くの応募者が言及されたツイッターについては、そのタッチポイント特性である (1)共感伝播 (2)属性つきメッセージ発信 の2点が押さえられ、活用されているかどうかがポイントである、と感じた。

*サイトで紹介している企画書の無断使用・メディア掲載を禁じます。企画書の使用・掲載を希望する場合は、必ず事務局までお問い合わせください。