人が継続して行動に移すかどうかは、「楽しい」「リフレッシュできる」「人に自慢できる」といった特定の要素を感じられるかどうかで判断しているといわれています。やるたびに新しい発見があったり、知らないことが分かったり、気持ちがリフレッシュされたりすることが継続につながります。本講座では、リアルとデジタルの双方向へ継続した誘導をすることによって、顧客のロイヤリティを高めるために、行動のデザインから、クリエイティブへの落とし込み方、指標の設定までを1日集中で学びます。
リアル、デジタルに限らず、現代における消費者の情報接触媒体の多様化と情報量の拡大は進む一方です。消費者はその中で、「自分にとって必要な情報かどうか」の取捨選択をスピーディーに行いながら生活をしています。そのため、広告を大量投下したとしても、その時は生活者が集まるものの、広告をやめた瞬間にこなくなるという一時的な方法になりがちです。このような状況下の中、生活者と継続的にコミュニケーションを取り、商品やサービスを購入してもらうには、消費者にとって選ばれる情報を発信し続けることが求められます。近年では、この継続的なコミュニケーションを図って人を動かすために、デジタルとリアルを連動させた施策が注目されるようになってきましたが、これはただやみくもに連動させればいいというわけではありません。
・広告会社/制作会社のプランナー、クリエイター、営業
・デジタルを核にリアルの企画/提案を拡大したい方
・リアルを核にデジタルの企画/提案を拡大したい方
時間 | 講義内容 |
10:00-12:00 |
顧客行動をより強く喚起するコミュニケーション設計
・効果的なプロモーションを行う為には? ・「行動の習慣化」のプロセス ・習慣行動における3つのステージ「学習期」「安定期」「離脱期」 ・「快適」「近さ」「自己効用」が人の習慣化を促進する ・「習慣化の促進/離脱を防ぐ」5つの示唆 |
13:00-15:00 |
目的に合わせた意味ある指標の設定
・効果測定の考え方 ・プロモーションを評価すること ・目的の設計 ・調査/分析などテクノロジーの知識と利用法 ・来店率とCPV ・リアル行動データを活用した運用方法 ・顧客戦略CRMとビッグデータ ・結果の読み解き方と次の施策への落とし込み方 |
15:20-17:20 |
行動へと突き動かすインタラクティブクリエイティブの創造プロセス
・課題を解決するためのクリエイティブ戦略 ・インタラクティブクリエイティブの企画コンセプトの定め方 ・アイディアの出し方 ・テクノロジーとインタラクション ・これからのクリエイティブに必要なインタラクティブの考え方 |
國田 圭作氏
博報堂行動デザイン研究所フェロー(名誉所長)
嘉悦大学経営経済学部教授
セカンドクリエーション代表
有園 雄一氏
zonari合同会社 代表執行役社長
電通総研パートナー・プロデューサー